【ニューヨークの住宅エリア情報】フィラデルフィア

ペンシルベニア州フィラデルフィアのエリア別の特徴をご紹介します。ペンシルベニア州フィラデルフィアでどこに住むか迷ったら、ぜひ読んでみてください。

※番号は下のマップに対応
※家賃相場はあくまで一例

ニュージャージー中部/フィラデルフィア住居エリアマップ

16. センターシティー東部 Center City East

歴史の街、フィラデルフィアの象徴である自由の鐘や独立記念館の他、星条旗の生みの親ベッツィー・ロスの家、アメリカ最古の住宅街エルフェス通りなど観光スポットが多く、1年中にぎわう。トーマス・ジェファーソン病院、ウィルズアイ病院があるため、病院関係者が多く住む。中華街や大型スーパー、居酒屋、ラーメン店、日本人の口に合うと評判のベーカリーもある。公共交通機関が発達しているため、車がなくても生活できるのが利点。

アパート: スタジオ 1,500ドル〜、1ベッドルーム 1,800ドル〜、2ベッドルーム 2,300ドル〜

17. センターシティー西部 Center City West

リッテンハウス公園を中心に広がる、市庁舎西部からスクーキル川までの地域。ペンシルベニア大学、ドゥレキセル大学までは徒歩圏内のため、大学関係者が多く住む。サウスイースタン・ペンシルベニア・トランスポテーション・オーソリティー(以下SEPTA)の地下鉄とバスが頻繁に走り、バイクレーンも整備されているので、車がなくても生活できる。スーパー、ドラッグストア、レストランに不自由せず、日本人美容師がいる美容院やラーメン店もある。ショッピング街のウォルナット通りはここ数年で高級ブランド店が進出し、景観が変わった。築年数の浅い物件と、24時間警備の高層アパートが多い。

アパート: スタジオ 1,500 ドル〜、1ベッドルーム 1,800ドル〜、2ベッドルーム 2,600ドル〜

18. センターシティー美術館周辺 Center City-Philadelphia Museum

©️Bobak Ha’Eri 美術館前のロッキー像

町の中心部に位置するベンジャミン・フランクリン通りには、フィラデルフィア美術館前や自然史博物館、図書館がある。独立記念日や感謝祭、元日などの祝日になると通りは歩行者天国となり、パレードやコンサートが開かれる。特に独立記念日は美術館裏で花火が上がり、1年のうち最も人が集まり盛り上がる。美術館前の長い階段は、映画「ロッキー」の舞台となったことでも有名。スクーキル川やフェアマウント公園が徒歩圏内のため、都会にいながらも自然に触れられる環境が魅力。オーガニックスーパーや日本の焼肉店がある。以前はセンターシティーよりも少し安価だったが、アパートの建設や改装により値段が上昇している。

アパート: スタジオ 1,300ドル〜、1ベッドルーム 1,600ドル〜、2ベッドルーム 2,400ドル〜

19. メインライン Main Line

フィラデルフィア中心部から北西に広がる郊外の閑静な住宅街。バラキンウッド、ナーバース、ウィンウッド、ブリンマーなどの小さな町を総称してメインラインと呼ぶ。各街にSEPTAの駅があり、センターシティーまでの通勤に便利。レベルが高い学区としても知られ、特に小・中学生における教育レベルは州内で上位。また、日本語補習校があることから、子どものいる日本人駐在員世帯が好んで住む。公園、公共図書館、公共プール、大型病院があり、子ども向けのイベントが充実。ホールフーズが進出し、より便利になった。賃貸物件は主に一軒家。駅近くのアパートは築60年程度で趣があり、敷地内は緑が多いため、日本人からも人気がある。アパートの家賃は室内の設備により異なる。一軒家の場合、家の広さや内装により異なる。

アパート: スタジオ 1,100ドル〜、1ベッドルーム 1,400ドル〜、2ベッドルーム 1,600ドル〜
一軒家: 3ベッドルーム 1,800ドル〜、4ベッドルーム 2,200ドル〜

20. ウェイン Wayne

メインラインの西側。レストラン、カフェが密集し、映画館もある。住環境、学区ともに良いことから、アメリカ人が好んで住み、日本人駐在員からも人気がある。東海岸屈指の大きさを誇るショッピングモール、キング・オブ・プルシアがあり、モールの西側にはレストランを中心とした屋外センターもできた。賃貸物件は主に築50年以上の一軒家で、築20年程度のタウンハウスも多い。タウンハウスの多い地域は別名チェスターブルックと呼ばれ、特にアジア系には人気がある。敷地内に散歩道やプール、テニスコートが備え付けられている。賃貸の場合、日本人にはタウンハウスが人気。

アパート: 2ベッドルーム 1,500ドル〜、3ベッドルーム 2,200ドル〜
一軒家: 4ベッドルーム 2,500ドル〜
※家の広さや状態など条件によりそれ以上の物件も多い

21. メディア Media/22. ニュータウン・スクエア Newtown Square

小規模ながら新旧が混合し、活気のある地域。メディア中心部のステート通りでは路利面電車が走り、さまざまなレストランが集まる他、ショッピングモールや公園もある。1927 年に建てられた劇場が今も使用されており、ジャズライブやミュージカルなどが行われている。ニュータウンスクエア周辺の大通りにはショッピングモールが数多くあり、車があれば生活に不便はない。高速道路の入り口が近く、フィラデルフィア市内へは電車で45分程。住環境や学区が良い。賃貸物件の一軒家やタウンハウスは比較的築年数の浅いものから築20〜50年程度のものまで幅広い。

アパート:1ベッドルーム 1,200ドル〜、2ベッドルーム 1,500ドル〜
一軒家: 3ベッドルーム 1,800ドル〜、4ベッドルーム 2,200ドル〜
※広さや管理状態などにより値段の幅は広い

23. ランズデール Landsdale

フィラデルフィア中心部から車で1時間ほどのところに位置する閑静な住宅街。アジア系が多いため韓国語や中国語の看板が散見される。学区内でのアジア系の比率は15%程度。しかし、町の中心部は学区内の児童・生徒数が多すぎるため、周辺にある小さな学区のほうが好まれる傾向がある。アジア系の大型スーパーやレストランが多く、日本人駐在員は生活しやすい。レストラン、ショッピングセンター、映画館が大通り309号線沿いに充実している。築30年程度の新しいタウンハウスが多く、一軒家もある。

アパート: 1ベッドルーム 1,400ドル〜、2ベッドルーム 1,700ドル〜
タウンハウス: 3ベッドルーム 2,200ドル〜
一軒家: 4ベッドルーム 2,500ドル〜
※広さや管理状態などにより値段の幅は広い

24. チャッズフォード Chaddsford

農園、庭園、ワイナリー、馬場、石造りの納屋などがあり、自然豊かで閑静な住宅街。 1,000エーカー以上の広大な植物園や、 1777年のアメリカ独立戦争の舞台となったブランディーワイン戦闘歴史公園、アンドリュー・ウェイの絵画作品を集めたブランディーワイン川美術館など観光名所がたくさん。ホリデーシーズンのクリスマスイルミネーションも有名。住環境、学区ともに優れている。メリーランド州やニュージャージー州との州境に近く、州をまたいで通勤する人も多い。町全体は落ち着いたな雰囲気。農園さながらの広い土地を有する貸家も見られるが、賃貸物件は少ない。

アパート: 2ベッドルーム 1,500ドル〜、3ベッドルーム 2,000ドル〜
一軒家: 2,800ドル〜

25. エクストン Exton

30号線と100号線の交差点周辺に広がる町。この交差点にはチェスター郡を代表する大型屋外モールがあり、多くの人でにぎわう。郊外ながらも小さなモールが点在しており、アジア系の食品が買えるスーパーもある。フィラデルフィア市内からは車で1時間強。SEPTAの電車が通り、高速の入り口が近いため移動が便利。住環境、学区ともに良い。新築または築年数の浅い一軒家、タウンハウスが多い。

アパート: 2ベッドルーム 1,600ドル〜
タウンハウス: 3ベッドルーム 2,000ドル〜
一軒家: 4ベッドルーム 2,500ドル〜
※築年数などの条件により値段の幅は広い

26. カレッジビル Collegeville

1869年に創設されたアーサイナス大学があることで有名な、閑静な住宅街。歴史的建造物として登録されているパーキオメンブリッジ、パーキオメン・ブリッジ・ホテルがある。週末には渓谷沿いの遊歩道からの景色を楽しむ地域住民の姿が多く見られる。モールが点在し、高速422号線へアクセスしやすいので、買い物や移動が便利な地域。学校区も良く、小さな子どものいる世帯が多い。築年数の浅い一軒家、タウンハウスが多いのが特徴。いずれも状態が良くモダンなため、日本からの駐在員に好まれる。

タウンハウス: 3ベッドルーム 1,800ドル〜
一軒家: 4ベッドルーム 2,000ドル〜

【監修】
チカコ・ポーター
NRSリフェラルサービス