ニューヨーク便利帳の編集部が総力取材!2019年2月に訪れた本当においしい!?レストラン

世界中のグルメが集まるニューヨークには、おいしいレストラン、カフェ、バーがいっぱい。
ニューヨークの最新レストラン事情を知り尽くしたニューヨーク便利帳の編集部から、2019年2月のおすすめのレストランをご紹介します!

※タイトルには「本当においしい」と記載しておりますが、正直な感想をお伝えしております。

The Ellington ー Editor 佐野

Riverside Quinoa

お気に入りのサンデーブランチ。
アップタウン、キヌアサラダ対決1。

美容にも健康にも良いスーパーフードとして注目され始めて久しいキヌアは、南米原産の穀物。ニューヨークでは、キヌアサラダはどこのデリやサラダバーでも手に入るポピュラーな食べ物です。私もすっかりハマり、自分で炊いて冷蔵庫に常備するようになりました。食いしん坊を自負する私も、卵4つは使ってるんじゃないか!?というオムレツでも、サイドにポテトがたっっっぷり添えられたハンバーガーでもない、という気分の朝はあります。そんな日曜日はブランチにキヌアサラダを注文します。The Ellingtonは、Duke Ellington Blvd(106丁目)沿いにあり、場所柄コロンビア大学の学生と思われる若者でにぎわうおすすめブランチスポットです。Riverside Quinoa(13ドル)は、アーティチョーク、ヤシの芽、ひよこ豆、アーモンドなど数種類のヘルシー食材を、柔らかめのキヌアと和えて、ビネガーで味付けしたサラダ。さっぱりした味付けのため、ひとつひとつの素材の味を楽しめます。上品な盛り付けですが、歯ごたえのある食材をゆっくり噛むことで意外とお腹もいっぱいになり満足感もあり。お腹の中からすっきりリセットされる気がして、とても気に入っています。

The Ellington ー 936 Amsterdam Ave (bet Duke Ellington Blvd & 107th St)

 

Barawine ー Editor 佐野

Vegan & Quinoa Tofu Salad

お気に入りのサンデーブランチ。
アップタウン、キヌアサラダ対決2。

上のキヌアブランチの続き。私が紹介したいもうひとつのお店は、ハーレムにあるフレンチレストラン、Barawine。125丁目にはホールフーズも進出し、おしゃれなお店がどんどんできて、観光客にも人気のLenox Avenue沿いにあるレストランです。ハーレムと言えども今やこの通り沿いのお店は、あえて「レノックス価格」と名付けたくなるくらいお高めな価格帯。このお店も然りですが、ハーレムにもおしゃれなお店の選択肢がぐっと増えてきている証拠です。
店名の通りワインを豊富に取り揃え、壁際に沢山のストック。夜もおしゃれなフレンチを楽しめますが、日曜のブランチタイムも予約でいっぱいの人気ぶりです。オムレツやパンケーキもありますが、私はここでもVegan & Quinoa Tofu Salad(14ドル)。ここのは、The Ellingtonとはまた一味違います。ベビースピナッチの上に、ちょっと硬めに炊かれたたっぷりのキヌア。豆腐とSeaweedが添えられて、隠し味はごま油!アジアンな香りがアクセントとなり食欲をそそり、かつヘルシーなビーガン料理に欠如しがちな脂質も補ってくれます。なんだか妙にクセになるのが、この店のキヌアサラダです!

Barawine ー 200 Malcolm X (Lenox Blvd) Blvd (bet 120th & 121st Sts)

 

Boucherie ー Editor 小林

Carre de Porc Moutarde et Miel

正統派なフレンチを提供するビストロBoucherie。上質なステーキとワインを揃えることで知られており、マンハッタン内に3店舗を構えています。今回はウエストビレッジ店に行ってきました。フロアのタイルや壁のポスターなど、パリにいるような錯覚を起こすほど正確にパリの雰囲気が再現されており、期待が高まります。店内は広いですが、人気店なので予約は必須です。注文したCarre de Porc Moutarde et Miel(49ドル)は、Rock of Pork、つまり豚肉がどどーんと分厚いかたまり肉で出てきて迫力満点。マスタードとはちみつで味付けされており、甘さとスパイスのバランスが良く、意外とペロリと平らげました。お値段は少し高めですが、味、サービス、雰囲気の総合点が高く、安心して来店できる優良レストランです。

Boucherie ー 99 7th Ave S (at Grove St)

 

Krolewskie Jadlo ー Layout Editor 伴野

Brouczech

ブルックリンのグリーンポイントに来たら、ポーランド料理です。ポーランド人が多いこのエリアで私のお気に入りはKrolewskie Jadlo。入り口に鎧があるのが目印のお店です。Potate Pankack、PierogiやStuffed Cabbageなど、ボリューム満点でお手頃の価格で楽しめます。そして、ここに来たら楽しみたいのが、ポーランドビールです。Brouczech($6)は少し酸味のあるダークラガーで、重めの料理との相性がバッチリです。すっきりとした飲みやすさで、大きなパイントグラスも一気に飲み干せました。他にもZywiceなどの軽めのポーランドビールも楽しめます。週末などは並ぶので、時間を外して行くのがいいでしょう。

Krolewskie Jadlo ー 694 Manhattan Ave, Brooklyn

 

The Mercer Kichen ー Editor 金井

ベーコンとタマネギのピザ。ボリューム満点、生地の香ばしい香りも◎

レストランウィークに行ってきました。
毎回どこに行こうか迷ってしまいますが、今回選んだのはThe Mercer Kichen。ソーホーのPrince St駅近くにあるホテル、The Mercerの1階と地下に広がります。

フレンチの巨匠、ジャン・ジョルジュ氏がプロデュースするニュー・アメリカン・スタイルのレストランということで、期待を膨らませながら友人と2人で窯焼きピザ、ブラータチーズ、スチームエビ、きのこのパスタなどをシェアしました。

最初に運ばれてきたピザにはびっくり。アペタイザーメニューにもかかわらず、1人前の大きさです。ベーコン、タマネギ、香草がのったホワイトソースのピザは生地の歯応えもよく、大満足。洋ナシのジャムを合わせたブラータもさっぱりとしたチーズの甘みを堪能できました。

メインのエビは大ぶりで下味がしっかりついているので、白ワインとの相性が抜群に良く、パスタはきのこなのであっさりと思いきや、見た目以上にチーズの味が主張していたので満腹感が得られました。

お酒の値段が若干高いですが、この内容をレストランウィークの値段(ディナー1人42ドル)でいただけるなら、お得だと思います(たまに量が少ない店もありますよね…)。

地下のダイニングでは、ガラス張りのオープンキッチンを眺めることもできるので、料理のライブ感も楽しめます。

The Mercer Kichen ー 99 Prince St (bet W. Houston & Prince Sts)

 

Joe’s Pizza ー Editor 小林

Plain Cheese

2月9日はアメリカのピザの日。ピザを食べなければならない。ニューヨークで最もニューヨークらしいピザ屋はどこか・・・ということでたどり着いたのが、ウエストビレッジにあるこの老舗ピザ屋。ハイテーブルが3つにイスも数席とかなり小さめの店内は、土曜の夜ということもあり、これからクラブなど夜遊びに繰り出すだろう華やかなファッションに身を包んだ若者たちで溢れかえっています。壁にはレオナルド・ディカプリオやアン・ハサウェイなど、セレブリティとオーナーの2ショット写真がずらり。御年80歳を超えるオーナーのジョーは、お店オープンから44年が経った今でも店先に立ち、自らオーダーを受け付けています。長年レシピは一切変えず、創業当時と同じクラシックで正統派なニューヨークスタイルピザを提供している、ということで一番シンプルなPlain Cheeseを注文。噛んだ瞬間にサクッパリッと音がする薄いクラスト生地と、甘みの強いトマトソースが好みど真ん中で、止まらない!あっという間に2枚を完食。入店から退店まで所要時間はわずか10分でした。
ちなみに余談ですが、アメリカで一番人気はペパロニピザで全注文の36%を占めており、アメリカ人一人当たりの年間ピザ消費量は10kg以上!さすがピザ大国アメリカ。詳しくはNational Day Calendarをご参照ください。

Joe’s Pizza ー 7 Carmine St (bet Bleecker St & 6th Ave)

 

Ippudo 5th Ave ー Editor 金井

醤油ラーメン

みんな大好き日本のラーメン。関東出身の私はスープは醤油派ですが、ニューヨークは豚骨が主流のため、おいしい醤油ラーメンにはあまり出会えません。
一風堂5番街店で見つけた醤油ラーメンは頼んで正解でした。

日本人なら一口目のスープでおいしいかそうでないかはすぐにわかりますね。こちらは一口目で「これは正解」と思わせてくれました。芯となるだしが最高に効いています。鰹の香りと少し濃いめの味付けがいいです。

醤油には中太縮れ麺、という概念がありましたが、ストレートの細麺も悪くありません。

トッピングは薄切りのチャーシュー2枚、メンマ、半熟卵、なると、青ネギ。ひねりのない真っ直ぐなラーメンに安心と感動を覚えます。

カウンターの隣の席には白人の若い女性が1人でラーメンをすすっています。ラーメン食文化が浸透しているなあ、と実感。

ニューヨークにラーメンを広めた一風堂はやはり格別です。

Ippudo 5th Ave ー 24 W. 46th St (bet 5th & 6th Aves)

 

Method ー Editor 検見崎

Today’s Sashimi 5 kinds

ヘルズキッチンにある、小洒落た和食レストラン。ウッド調の洋風な内装で、席に着いたときはもしかしたらなんちゃって和食かも、と一瞬思ったのですが、心配ご無用でした。Today’s Sashimi 5 kinds 50ドルは、盛り付けも華やか。白身は脂が乗っていて雲丹も新鮮そのもの。日本のおいしい刺身だ〜〜!!とかなりテンションが上がりました。そしてワサビは生の小さなワサビが1本ついてきて、すり器で自分で擦ってすりたてを使うという素敵な演出が。店が本ワサビを使っていることをアピールしながら、食べる人も自分で擦る体験をして、すりたての香りも楽しめる。粋なパフォーマンスです!そのほか頼んでよかったものはローストダックと締めの釜飯。でもやっぱりいちばん感動したのは刺身のおいしさでした。雲丹は日本の箱入り雲丹を思い出しました。こちらのシェフは以前ミッドタウンイーストの「酒蔵」で料理長をされていた方だそうです。日本人女性の店員さんもとても感じの良い方でした。初訪問でしたが、お気に入りの和食屋になりました。

Method ー 746 10th Ave (at 51st St)

 

Northern bell ー Layout Editor 伴野

KCBC Robot Fish

ブルックリンのロリマー駅を降りてすぐのところにあるクラフトビールが豊富なバーNorthern bellに行きました。お店の人にHazyなビールをと頼んで出てきたのが、KCBC Robot Fish($9)。美しいオレンジカラーで、フルーティーでフレッシュな苦味は、これぞ王道なNew England IPAの味です。他にも数種類のクラフトビールが生で飲め、お酒のおつまにになる、少し味が濃いめの料理がそろっていて、料理とお酒が一緒に楽しめます。

Northern bell ー 612 Metropolitan Ave, Brooklyn

 

La Pizza & La Pasta ー Editor 小林

Calamari Con Sugo Di Mare

おいしいパスタが食べたい!と思ったとき、ニューヨークにイタリアンレストランは数あれど、「絶対においしいパスタが食べられる保証」のあるイタリアングルメマーケットEatalyは安心のチョイス。フラットアイアン店にあるカジュアルなパスタ&ピザ屋さんに行ってきました。Calamari Con Sugo Di Mare(22ドル)は、歯ごたえのある肉厚なリング型のパスタCalamariに、シュリンプ、ムール貝、ホタテがゴロゴロっと入った豪華な一皿。一緒にオーダーしたサラダInsalata Mista(17ドル)は、アレグラとヘーゼルナッツビネガーの組み合わせが抜群においしいので超おすすめ!

La Pizza & La Pasta ー 200 5th Ave (bet 23rd & 24th Sts)