ニューヨーク便利帳の編集部が総力取材!2018年5月に訪れた本当においしいレストラン

世界中のグルメが集まるニューヨークには、おいしいレストラン、カフェ、バーがいっぱい。
ニューヨークの最新レストラン事情を知り尽くしたニューヨーク便利帳の編集部から、2018年5月のおすすめのレストランをご紹介します!

THEP ー Editor 上田

Papaya Salad、Tofu Pad Thai、Chicken Red Curry

バンコク発のタイレストラン、THEP。Qラインのおかげで最近とくに元気のあるアッパーイーストサイドにわりと最近できたヒップな店をいざチェック。ガラス張りの店内はランプや植物が天井からぶら下がったデコレーションでお洒落感度の高さがうかがえます。タイ料理の市民権はニューヨークでは強力ですが、私個人的には店構えより味重視といった硬派なローカル店の方が安くて美味しい、という先入観がありました。ところがどっこい、ここは文字通り、おいしいとこどり!店内の店構え、雰囲気、器や盛り方のプレゼンテーションにもこだわりを感じるうえ、安くて美味いんです!この日はPapaya Salad(8ドル)、Tofu Pad Thai(12ドル)、Chicken Red Curry(14ドル)にスティッキーライス(餅米)と、王道メニューをオーダーし、ビールを頼んで、ふたりでチップなしで20ドルちょい。レッドカレーなんてバナナの葉をしいた金の器で出てきて、王様気分。辛さもお好みで調節できるので丁度よし。ポーションも大きめで、大満足。いつも満員なのを横目で見ていましたが、この非の打ちどころがない様を体験して納得。木曜の6時半にかけこんで入店しましたが7時にはあっという間に満席。店を出る頃には席を待つ人もちらほら。絶好のタイミングを見つけて、是非お試しあれ。

THEP ー 1439 2nd Ave (at 75th St)

 

Gentleman Jack ー Editor 上田

Gentleman’s Sour

この日はGQマガジン主催のスプリング・キックオフイベントに参加。テネシーウイスキー、ジャック・ダニエルがスポンサーということで、さまざまなウイスキーカクテルをテイスティング。この日、試してみて美味しかったのは、二度のチャコール・メローイングで琥珀色をした、スムースでなめらかな味が特徴のGentleman Jackにレモンジュースを入れた夏らしいカクテル、Gentleman’s Sour。ウイスキーが苦手でもゴクゴクいけちゃう喉越し爽やかなカクテルは格別でした。春の始まりを祝うということで、ソーホーにあるペントハウスのテラスから夕陽を眺めながら飲むなんて、贅沢〜!こんな雰囲気で飲めたら、さらに美味しくいただけちゃいます。ウェブサイトにはウイスキーカクテルのレシピがいくつも出ているので、カクテル好きは要チェックです。

Gentleman Jack

 

Five Boroughs Brewing Co. ー Layout Editor 伴野

Five Boroughs Hoppy Lager

ブルックリンのサンセットパークにあるIndustrial CityのBrooklyn fleaをのぞいた帰りに、近くのFive Boroughs Brewing Co.に寄ってみました。広く清潔なブリューワリーは、今どきの作りで、急成長するこのエリアの開発の力を感じました。私が頼んだのは、Five Boroughs Hoppy Lager(7ドル)。ちょっと暑かった日に、ぴったりのフレッシュでホップが強い味。他のビールもどれもバランスが取れた味で、どれを頼んでも失敗はなさそう。まさに優等生な感じのブリューワリーでした。

Five Boroughs Brewing Co. ー 215 47th St, Brooklyn

 

Enid’s ー Editor 上田

Veggie Burger

グリーンポイントにあるレストラン、Enid’sはアンティークに囲まれ、ラスティックなオブジェ、長年使われた味のある木目調の店内でいい雰囲気。このボヘミアンなザ・ブルックリン的レストランはマッカレンパークのすぐそば。ブランチや金曜の夜はとくに混み合うそうですが、雨が降り続いた週末に行った私たちは幸運にもするりと入って静かな店内でゆっくりサタデー・ブランチができました。アメリカン・コンフォートフードの定番メニュー、チーズバーガーやフライドチキンなどが並び、丁寧な手作りの料理が味わえます。私はここでVeggie Burger(15ドル)をオーダー。表面をカリッと焼いた香ばしいカボチャベースのベジミートのパテはほんのり甘くて、ディジョンマヨネーズ、チェダーチーズとよく合います。ゴマたっぷりのバンズはふわふわ。私はサイドをグリーンサラダにして、バンズに一緒に挟んで食べてみましたが、ヘルシー&おいしい&満腹の3拍子そろって、大満足でした。

Enid’s ー 560 Manhattan Ave, Brooklyn

 

DuMont Burger ー Editor 小林

Dumont Burger 5oz

仕事帰りにお腹が空きすぎて、なんでもいいから身体に悪そうなジャンクフードが食べたい、と思ってたどり着いたブルックリンのウィリアムズバーグにあるハンバーガーレストラン。パッと見はおしゃれなバーですが、アルコールだけではなくハンバーガーやサンドイッチなどフードの種類も豊富です。注文したのはDumont Burger 5oz(12ドル)。「アメリカではすべての物がビッグサイズ」の固定概念を覆す、こじんまりとした手のひらサイズです。絶対足りない・・・一抹の不安を抱えつつかぶりつくと、あまりの美味しさに声を失いました。ミディアムレアのパティ、トマト、レタス、チーズと、具材は非常にシンプルで、王道クラシックなこれぞハンバーガー、なのですが、ほんのり甘くでもさっぱりとした飽きのこないソースが日本人好みで、あっという間にビールとともに胃の中に消えていきました。サイドのオニオンリングもカリッカリで止まりません。完食後は意外とお腹もふくらみ満足感でいっぱい。24時まで営業しているので立ち寄りやすいのもポイント高し。絶対また来よう、と心に決めた夜でした。

DuMont Burger ー 314 Bedford Ave, Brooklyn

 

Skinny Dennis ー Editor 小林

ブルックリンのウィリアムズバーグでおすすめのバーといえばこちら。いかにもブルックリン、といった感じのヒップでクールなダイブバーです。ほんとにここ?としばらくウロウロしてしまうおんぼろビルの一角、マッチョのお兄さんがIDチェックをしてくれて店内に入ります。一歩足を踏み入れれば、笑い声、熱気、オレンジのライト、壁いっぱいの落書き、タトゥーだらけの腕でタップビールを注ぐバーテンダー、ジュークボックスの音楽に合わせてめちゃくちゃなダンスを踊る人たちと、ここだけにしかない空気感が広がります。毎日、日替わりでカントリーミュージックのライブ演奏が行われるホンキートンクなので、カレンダーで演奏のスタート時間を確認してから来店しましょう。決してファンシーではないけど、最高の夜が過ごせること間違いなしです。

Skinny Dennis ー 152 Metropolitan Ave, Brooklyn

 

2nd Floor Bar & Essen ー Editor 上田

Beef Bone Marrow

いつも気になっていた謎の看板。ある日曜の夜、2杯目に飲む場所を探していた時に入ってみました。そこは扉を開けるとフツーのアパートメントのような暗い廊下があり、2階はひっそりとしたバー空間となっていました。ダウンタウンやブルックリンに住む人からは「最も退屈」という枕詞を付けられてきたアッパー・イーストサイドにもいよいよスピークイージーが数年遅れでやってきました。ヴィンテージ調のレザーのカウチにジャズなんかが流れて、バーテンダーがシェイカーを振っていて、カッコいいミドルエイジな男女がひとりでバーで飲んでいるような、色っぽい感じ。Yelpでもまだまだ評価がほとんどつけられてないところから新しい模様。お酒に合うメニューは肉料理がとくに充実。まずはコンプリメンタリー(お通し)が出て、そして数品頼んだのですが、とくに美味しかったのは牛の骨髄、Beef Bone Marrow(15ドル)。こってりとした具を竹のように割った骨からスプーンですくってバゲットに載せて食べます。この珍味は罪悪感ゆえより一層の美味しさを感じる、まさにギルティー・プレジャー。人も少なく、サービスで日本酒とグレープフルーツのカクテルが出てきて、さらにいい気分。友だちだけにコッソリ教えたい場所です。

2nd Floor Bar & Essen ー 1442 1st Ave (at 75th St)

 

ABC Kitchen ー Editor 上田

サーモンのサラダ

ちょっと背伸びしたい時、大切なお客さんとのお食事に、私は大好きなABC Kitchenに(ディナーは高いので)ランチに行きます。ディナー予約は苦戦しますが、ランチはわりと大丈夫。この日はプリフィックス(34ドル)を頼んでみました。メインのサーモンのサラダ(seared salmon, bibb salad, market vegetables, spicy buttermilk-herb vinaigrette)に、ほっぺが落ちそうになりました。サーモンはステーキのように焼き加減を聞かれます。ということは生でも食べられる新鮮さ。ミディアムレアでいただきましたが、淡いピンクの切り身をナイフでカットすると、濃いめのピンク色のレアな部分の絶妙の焼き加減。サーモンって甘いんだ、と思いました。瑞々しい野菜もきれいな緑色でお花畑のよう。バターミルクとハーブの効いたドレッシングで美味しくいただけます。炭水化物も入っていないので、プラス・ヘルシー。たまには美味しいものでいい気分を味合ってご褒美感を味わいたいものです。

ABC Kitchen ー 35 E 18th St (bet Broadway & Park Ave S)

 

B Cafe East ー Editor 上田

Kwak、Moules Frites、Vol au Vent

ベルギー・ビールとそれに合う美味しいベルギー料理を食べたいと老舗B Cafe Eastをトライしてきました。昔ながらのアッパーイーストの住人が週末に集うようなクラシックな店内。まっ白のテーブルクロスが敷かれ、その古き良き、といった感じがあえて今体験すると新鮮な感じ。店内にはベルギービールのヴィンテージのグラスが飾られていたりして、気分は上がります。ベルギーのアンバーエール、Kwakは理科実験とフラスコのような独特のグラスがスタンド付きで出てきます。料理は、ベルギー名物のムール貝のMoules Frites(24ドル)のポット。そして、チキンのクリーム煮が乗ったブリュッセル・ワッフルのVol au Vent(14ドル)、サイドにポテト・フリッツが付きいて、お腹いっぱいコース。全部やさしい味。店内のお客さんもゆ〜っくり食事している感じがまた、急かされず、居心地よし。ベルギーのレストランってこんな感じかな?と思わせる、素敵な店です。

B Cafe East ー 240 E. 75th St (bet 1nd & 3rd Aves)

 

El Porron ー Editor 上田

Pulpo a la Gallega

スペインのタパス・レストランはニューヨークにもたくさんありますが、El Porronは中でも本場スペインの雰囲気と味が持ち味。コロンとした形のワインのデキャンタ、「ポロン」がトレードマーク。注ぎ口が細く、グラスを使わずに口に直接注いで飲むのですが、私たちは勇気がなく、まだトライできず。とはいえ、お料理は美味しかったです。テーブルに添えられたオリーブオイルもポロンに入っていてかわいい。お料理はワインをたくさん楽しめるよう、基本的にポーション少なめ、味濃いめ。定番メニューの、パプリカ風味のやわらかタコのブツ切り、ガリシア地方の名物Pulpo a la Gallega(16ドル)は◎。それからその日の特別メニューの、イカスミで絡めたイカをライスと一緒にいただくお料理。それは言うならば、スペイン風イカメシ。海の香りがお口に広がるリッチな風味でした。次はポロンを試しに行ってみようと思案中です。

El Porron ー 1123 1st Ave (bet 61st & 62nd Sts)

 

Hand-pulled Noodle Q ー Designer 佐藤

辛い米粉麺の牛ラーメン

ガヤガヤとうるさい街並み、独特な臭い、そして人情あふれたコミニティーが存在する僕の大好きなチャイナタウン。そんなチャイナタウンで友達と良く行くお店がNoodle Q。 数あるチャイナタウンのチャイニーズの中から美味しいレストランを見抜くポイントはどれだけローカルの方々がきているかで決まります。もちろんここもローカル人でいっぱいです。手で引っ張って作るhand pulled noodleは程よいコシと食感でラーメンで食べても焼きそばで食べてもすごく美味しい。最近メニューが変わったらしく今日は新しく加わった辛い米粉麺の牛ラーメン(すみません、名前を忘れてしまいました。多分9ドルくらい)を頼んでみました。毎回驚かされるのがボリューム。牛バラ肉、昆布、湯葉、豆腐、キャベツなど具沢山。スープは多分、鶏ガラベースに豚骨スープを混ぜてあるんだと思います。自分でもラーメンのスープを作ってわかるのですがコクがある透き通ったスープを作るのはとても難しいのですが、ここのスープは最高に美味しいです。日本のラーメンのようにパンチが効いたスープではなく化学調味料を使った旨味成分をあまり足していないのか、あっさりして優しい味。そこにピリッと辛いが甘さのあるラー油が混ざってどんどん食が進みます。2人前くらいはあるかであろうこのラーメンを友達と会話もろくにせずに食べてしまいました。米粉のめんはスープとの相性も抜群。チャイナタウンに来るときには是非一度行ってみてください。

Hand-pulled Noodle Q ー 2 E. Broadway

 

Blue Smoke ー Editor 佐野

Smoked Chicken Wings

ニューヨークのみならず、実は色んな便利帳を手掛ける弊社。今月までアメリカ南部の便利帳を作っていました。南部料理の真髄でもあるBBQは、州ごとに特色豊かで奥深く、調べているうちにやっぱり食べたくなってしまい、ニューヨークの人気店Blue Smokeへ向かいました。特に気になっていた、アラバマやテネシーでよく食べられるチキンウィングとホワイトソースのBBQを試してみたいと思っていたら、ありました、Smoked Chicken Wings(15ドル)!ホワイトソースの正体はマヨネーズで、ビネガー等と調合してあり見た目よりもさっぱりしていて、何ピースでもいけそうです。BBQには当然ビールですが、これまたうっとりするほどバランスのとれたIPAに出会いました。南部の食には南部のお酒、ということでジョージアのビール、SweetWaterです。このお店、地下にはJazz Standardというジャズクラブがあり、音楽を聴きながらBlue SomokeのBBQを堪能することもできます。

Blue Smoke ー 116 E 27th St (bet Park & Lexington Aves)