日本人なら誰もが知っている100円ショップの大手「ダイソー」。日本全国のみならず、現在ではアジア、オセアニア、北米はもちろん、中南米、中東にも進出し、世界で存在感を示しています。2019年3月8日、アメリカ東部初の店舗となる「DAISO」がクイーンズに上陸しました。
ニューヨーク便利帳
編集部
金井 美帆
ニューヨーク在住歴:6年
3月8日、クイーンズのフラッシングに「DAISO」ニューヨーク1号店がオープンしました。駅から徒歩約3分のところにあるショッピングモール(The Shops at Skyview Center)内に入るこちらは、アメリカ東部で最初の店舗となります。
ダイソーといえば、文房具やキッチン用品、ファッション小物、パーティー用品など、「何でもある」その豊富な品揃えと低価格が強み。ニューヨーク店でも、日本同様にアイデア満載の見ているだけでも楽しくなる品々が並びますが、価格は1.99ドルからと若干高く設定されています。
これまでもカナダや西海岸には店舗がありましたが、ニューヨーク上陸でその人気と実力が改めて明らかに。オープン当日は、驚くほどの長蛇の列ができ入場規制がかけられました。地元メディアによると、午前4時から並んだ人もいるとのことです。
正確に数えることはできませんでしたが、午後6時の時点で500人くらいはいたのではないでしょうか。フラッシングはニューヨーク屈指のチャイナタウンだけあり、行列の多くは中国系と見られるアジア人です。店内に入るまでの待ち時間は、優に2時間を超えると予想。日本の品物や食べ物を好む印象が強い中国系の人々ですが、この様子がそれを証明していると言えます。
株式会社大創産業の売上高は、2018年3月発表時点で4,548億円。店舗数は合計5,270に上ります。売上高、店舗数ともに2000年代後半から安定して推移してきましたが、2014年ごろからどちらも右肩上がりの好調な数字が続いています。
消費者が安心して買い物できる値段設定と、「こんなの欲しかった」と言いたくなるような、かゆいところに手が届く品揃えを武器に、ますます世界で知名度を高めていくことでしょう。
DAISO(The Shops at Skyview Center内)
40-24 College Point Blvd, Flushing, NY
⑦Flushing Main Stから徒歩約3分
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