日本未上陸のファストフード「Chick-fil-A」

フライドチキンサンドイッチで有名なアメリカのファストフードチェーン「Chick-fil-A」。
お店の名前は「チックフィレ」と発音します。

前身のダイナーを経て1967年にアトランタで誕生し、現在は全米47州で展開する超人気店。

ニューヨークでは2015年、マンハッタン6番街に一号店が登場し、現在は市内に9店舗を構えます。
当初から連日行列ができる人気店として存在感を示してきましたが、その人気は衰えることなくコロナ禍でも健在。
どのくらい人気かというと、周辺のお店はガラ空きなのにChick-fil-Aだけは行列ができているといった光景が日常的に見られるほど。
アメリカ人も並んで食べたいほど、味は抜群なのです。

サンドイッチといっても日本人がイメージするサンドイッチとは異なり、バンズでフライドチキンを挟んだハンバーガーのようなもの。
新鮮かつシンプルにこだわり、成長促進剤を使用せずケージフリーで飼育した鶏肉を使用、また全てのメニューは毎日店内で手作りしているそうです。
衣の味付けは様々なスパイスが混ざった絶妙な味で、揚げ具合も「サクッとジューシー」そのもの。
胸肉のみを使用しているのに、かなり柔らかく仕上がっているのも特徴です。

バンズにフライドチキンとピクルスが挟まったシンプルなサンドイッチもいいですが、ピリ辛のフライドチキンにレタスやトマト、チーズが挟まったスパイシー・デラックス・サンドイッチもパンチが効いて食べ応えがあり、おすすめです。

アメリカらしいなと思うのは、日曜が閉店ということ。
キリスト教徒である創業者の意向により、日曜は礼拝のために仕事を休もう、というわけです。
信仰深いキリスト教徒が多い南部で生まれた店なだけあります。

もう1つアメリカらしいなと思うのは、店によって少々品質に差があるところ。
複数の都市で食べたことがありますが、経験上、割と郊外の店のほうが肉が分厚く、できたてを提供してくれることが多いです。
逆に都会の店は肉のボリュームが少なく、少々冷めたものを提供されることが多いです。

アメリカで人気の飲食店がいくつも日本に上陸するなか、Chick-fil-Aはまだ日本未上陸。
近い将来、日本にも来てくれるかな?と期待を寄せて通いたいと思います。

Chick-fil-A
https://www.chick-fil-a.com/
※ニューヨーク市内に9店舗あり

【執筆】
編集部 金井
NY在住歴 9年