マンハッタンにMeihodo New York誕生。第一弾は蓮美明子さんを特集

熊本に本山のある鳴鳳堂は、博物館運営やアーティスト支援などを行う、文化事業を基軸とした企業です。日本古来から伝わる芸術様式および東洋文化の理念をアメリカで広く紹介するため、このほど、マンハッタン5番街にMeihodo New York, Inc.を設立。マンハッタンでの第一弾アーティストとして蓮美明子さんを特集し、作品を展示しています。

蓮美明子さんってどんな陶芸家?

大阪生まれ、奈良育ち。沖縄県立芸術大学デザイン科を卒業後、英国サリー大学院に国費で留学し、同校の修士課程でデザインをさらに追求。また、沖縄県立芸術大学院を首席で卒業し、日本とイギリス2カ国の修士号を取得。フランス、イタリア、スペインなどの美術館も訪問し、独自の芸術的感性を開花させる。大学院卒業後は、グラフィックデザイナーを中心としたアートディレクターとして活躍。現在はアーティスト・陶芸家として独立。独自の世界観が表現された作品は、多くの人を魅了し、業界内およびコレクターによる高い評価を得ている。

世界で活躍する新進気鋭アーティストの蓮美さんが今回マンハッタンでお披露目するのが、新元号「令和」を記念して生み出したという6つの陶芸作品。

テーマは「和モダン」。安土桃山時代から伝わる伝統的な形に、モダンな色とデザインを掛け合わせた個性的な器たちにはそれぞれ、「REIWA(令和)」「EIKO(英弘)」「KYUKA(久化)」「KOSHI(広至)」「BANNA(万和)」「BANPO(万保)」と名前が付けられています。

また、これらの器は壁画と対になっており、器にも絵画にも24金が使用されています。
壁画は世界でも珍しく陶器で作られたもの。

BANPO(万保)

こちらは蓮の花をモチーフに作られた作品で、とても温かみのあるデザインが特徴。
「蓮には春夏秋冬や輪廻転生の意味があり、人は生まれ、老いて、また生まれる、という人生を表しています。蓮の花は泥に染まらず美しく咲く。泥に染まらない、嘘をつかない、というメッセージを込めています」と蓮美さん。

床にも蓮を表した作品が。

 

KYUKA(久化)


「幸せは周りに飛んでいくもの。私が幸せであれば、周りのみなさんも幸せ。お地蔵様に手を合わせて、幸せを願う気持ちをを広げていきたい」。
この作品の購入者はがん専門の医師で、病院に飾られる予定だそうです。きっと、患者さんに生きる希望を与えてくれることでしょう。

EIKO(英弘)

BANNA(万和)

KOSHI(広至)

REIWA(令和)

繊細な色使いに力強いシルエットが合わさった蓮美さんの作品からは、女性アーティスト独特の世界観が伝わってきます。
見れば見るほど、作品から発せられる蓮美さんのエネルギーに圧倒される、そんな体験ができるでしょう。

蓮美さんの作品は下記の期間中ご覧いただけます。ぜひ、足を運んで作品の世界を体感してみてください。
また、Meihodo New York, Inc.では新進気鋭アーティストの作品を随時展示していきますので、ぜひチェックしてみてください!

■Meihodo New York, Inc.
2019年12月22日(日)〜2020年1月22日(水)
501 5th Ave, New York, NY 10017 (bet 41st & 42nd Sts)
☎️ (646) 677-5335 担当・Shu Li(チーフマネジャー)