最新!「帰国時のホテル隔離生活」

悩んで、迷って、2022年1月20日、ニューヨークJFKからJAL005便に乗って帰国した時の報告をします。

僕はハドソン川を越えたニュージャージー州に住んでいる為、ホテルでの隔離期間は6日間ではなく、3日間となります。
一部の人は、JFKから帰国すると皆ニューヨーク扱いにされ、6日間のホテル隔離になると言う噂があるようですが、それは嘘です。

但し、自宅を含めた隔離期間は未だ10日間の為、僕はこれから7日間、自宅隔離に入ります。
つまり1月31日までがその期間となります。

翌21日の午後5時前に、予定通り羽田空港に到着。
正直、この飛行機には30人も搭乗していなかったかと思います。
JALのCAさんに労いの言葉をかけながら少し話をすると、ここ1ヶ月はニューヨーク線の搭乗者に必ずオミクロン感染者が搭乗していてCAさん達も恐怖だそうでした。

食事を運んでくる時も薄いビニールの防護服を着ていて、完全防備の装いです。僕は既にブースター接種を終えていますが、日本の場合、CAさんでさえ、まだ2回のワクチンしか終えていないそうです。

そんなこんなで14時間の長旅が終わり、ガラガラの機内をすっと出て羽田空港中を歩く、歩く。。。
携帯に必要なアプリがダウンロードされていますか?
マップの位置情報はオンになっていますか?
このe-mailにテストメールを送るので受信は出来ますか?
その他、PCR検査の陰性証明書の提出等々、
やっと抗原検査のブースに辿り着き、唾液をプラスティックの容器に入れて提出します。

次のスペースで抗原検査の結果を待つよう指示があります。
その時に僕はどこのホテルに収監されるのか?
何人にも聞いたのですが、「私たちは知りません」の一点張り。

そんなものかと思いつつ、ホテルでお弁当を用意するので何かアレルギーとかありますか?と聞かれたので、僕は別に食べ物アレルギーは無いけど、閉所恐怖症だから窓が開かないような、荷物が置けないような狭い部屋はやめて欲しい、と伝えたら「分かりました!」との返事。

この写真は抗原検査の結果を待つスペースです。

夕方は世界中からの飛行機が到着するので椅子が一杯になるわけではありませんが、このスペースで皆イライラしながら待つこと約3時間。

意外にも白人の夫婦や子連れ家族も結構いて、こんな時期に帰国してくるとは仕事なのか?まさかの旅行なのか?それなりに帰国しなければならない理由があったんだろな〜。。。と人様のことをいろいろ思いながら人間ウォッチをしてましたね〜(笑)。

そろそろだろう〜と思っていた矢先、”陰性です”との知らせがあり、オレンジ色のベストを着た女性にまた誘導され、今度はバスに乗る準備をします。20〜25名が揃ったら一列に歩いて外に出ます。

そこには写真のような大型バスが何台も待機していて、そこで初めて行き先を告げられました。

な、なんと。。。僕は、埼玉県和光市の税務大学の船橋寮に行くと言います。
羽田空港から約1時間の場所です。羽田に着いて既に5時間が経過しています。
バスの中では寝てしまいましたが、寮に着いたのは夜の11時少し前。疲れましたよ〜。。。バスから荷物を下ろし、そこでも簡単な確認事項があり、部屋に着いた時はもうヘトヘト、ドアの前に夜食弁当が置かれていました。

食事はしていなかったのでお腹は空いていたのですが、冷たい弁当を半分食べて、湯船に浸かってその日はぐっすり寝ました。

僕の部屋はベランダもついていて都内の狭い部屋より、もしかしたら良かったのかもしれません。
比較対象が無いので、何とも言えませんが、そういう気持ちで3日間ここで過ごしました。

毎朝8時、昼の12時、夜8時の3回、部屋のドア前に3食分のお弁当が置かれてます。

こんな感じです。

<初日の朝食>

<初日のランチ>

<初日の夕食>

一歩も外に出れず、いわば監禁状態ですから自由がありません。お腹も空きません。
日本に帰ってきて、3日間このお弁当は正直、キツイです。
ただ、ここの寮はUberEatsや出前館でオーダーが出来たので少し救われました。
毎朝、スタバでコーヒーを頼み、野菜不足になるので、ピザーラでサラダとチキンナゲットをオーダーして食べてました〜。
YouTubeを観たり、アポ取り、その他諸々。。。

今思えばあっという間の3日間だったかもです(笑)!

最後に僕の個人的な感想は、ニューヨーク在住者の6日間は絶対無理ですね。
精神衛生的にやめた方が良いと感じます。

日本への帰国を検討している方への一助となれば幸いです。

【執筆】

Y’s Publishing Co., Inc.
代表
吉田仁