【2021年版】ニューヨークの住宅エリア情報（ブルックリン）

ニューヨークはブルックリン内のエリア別の特徴をご紹介します。ニューヨークでどこに住むか迷ったら、ぜひ読んでみてください。

※番号は下のマップに対応
※家賃相場はあくまで一例

クイーンズ・ブルックリン・ロングアイランド住居エリアマップ

32. パークスロープ　Park Slope

趣のあるブラウンストーン群

緑豊かなブルックリン大の公園、プロスペクトパークの西側に広がるエリア。公立学校の質が良くデイケアが豊富にあり、またレストランが充実しているため子どものいる世帯に人気。築100年ほどのブラウンストーンが多い一方で、モダンなコンドミニアムの建設も相次いでいる。ホールフーズなどの大型スーパーがあり生活に便利。物件は賃貸・購入ともに高めだが、住みやすい。

33. ウィリアムズバーグ　Williamsburg

独特の文化に惹かれて多くの若者が集まる

マンハッタンのイーストビレッジからイーストリバーを挟んだ対岸に位置する、ブルックリン屈指の人気エリア。近年急速に商業化が進み、ベッドフォードアベニュー駅を中心にカフェやレストラン、インテリアショップやブティックなどが集まる。2018年にはイーストリバー沿いにドミノパークがオープンし、住民の憩いの場となっている。また、ロリマー駅周辺は落ち着いた雰囲気が広がる。築浅のコンドミニアムを中心に、ドアマン付きの高層アパートなどもある。

34. フォートグリーン／クリントンヒル　Fort Greene / Clinton Hill

落ち着いた町並みが続く

バークレイズセンターの北東に広がるエリア。歴史的建造物とブラウンストーンが並ぶ落ち着いた雰囲気のなかに、隠れ家的なカフェやレストランが点在する。アートや音楽系の有名校がある。隣接するダウンタウン・ブルックリン周辺は高層コンドミニアムやショッピングモールなどの開発が進み、注目を集めている。

35. プロスペクトハイツ　Prospect Heights

市民が思い思いの時間を過ごすプロスペクトパーク

グランド・アーミー・プラザの北東に広がるプロスペクトハイツと、その東側に隣接するクラウンハイツには、築100年以上のブラウンストーンと新築コンドミニアムが混在する。小規模ながら質の高いレストランやスイーツショップなども散在している。イースタンパークウェイ沿いには遊歩道が整備され、散歩やジョギングをする人でにぎわう。

36. コブルヒル　Cobble Hill

アトランティックアベニュー沿いにあるトレーダージョーズ

高級住宅地として知られ、近年はウォーターフロントの再開発の恩恵を受け、あらゆる層に人気がある。アトランティックアベニューとイーストリバー沿いを走るBQE（ブルックリン・クイーンズ・エクスプレスウェイ）に囲まれている。コブルヒルと西側のボーラムヒル、南側のキャロルガーデンズを合わせてBoCoCa（ボコカ）と呼ぶ。私立・公立共に学校の質が高いことで知られる。トレーダージョーズがあるため生活に便利。

37. ボーラムヒル　Boerum Hill

さまざまな店の集まるスミスストリート

北側には裁判所やホテルなどがある一方で、中心部は戦前に建てられた趣のあるタウンハウスが並ぶ落ち着いた雰囲気の住宅街。スミスストリートにはカフェやレストランが集まり、にぎわいを見せる。ブルックリン日本語学園があるため、日本人も多く住む。

38. キャロルガーデンズ　Carroll Gardens

地域の中心、キャロルパーク

古くからの住民が多い落ち着いた雰囲気の住宅街。もともとはイタリア系が多い地域であったが、近年はフランス系も増え、仏英2ヵ国語コースを設ける公立学校もある。幅広い層から人気があるが、物件の数は限られているため不動産価格は高い。レストランや食料品店が多くあり、隣接するゴワナスのホールフーズにも近いため生活に便利。

39. ゴワナス　Gowanus

倉庫跡に作られたレストラン

ボーラムヒル、キャロルガーデンズ、パークスロープに囲まれ、ホールフーズ周辺を中心に急速に開発が進む。もともと工場地帯であったが、現在は工場を生かして改装したレストランやカフェ、アートスタジオ、ヘアサロンなどができ、アーティストやクリエーターが移り住んでいる。公立校の質が高く、教育関連のサービスも充実。物件数は多くないものの、さらなる発展が期待される。

40. ブルックリンハイツ　Brooklyn Heights

ボローホール前では集会などが開かれることも

古くから高級住宅地として栄えるエリアで、重厚な19世紀の建築が残る。東側のボローホール駅周辺には政府機関、大学、教会などがあり、北側と西側はBQE、南側はアトランティックアベニューが通る。新築物件は少なく、コープが多い。

41. ダンボ　Dumbo

ビルの間からマンハッタンブリッジが見える

Down Under the Manhattan Bridge Overpassの 頭文字を取りDUMBO（ダンボ）と呼ばれ、文字通りマンハッタンブリッジの下に広がるウォーターフロント。以前はアーティスト街だったが、現在はブルックリン有数の高級住宅地へと変わり商業施設も増えている。賃貸物件の家賃は比較的高い。マンハッタンまで1駅という好立地が魅力。

42. グリーンポイント　Greenpoint

さまざまな店がオープンしている

ポーランド系の移民コミュニティーがあることで有名。地下鉄がGラインしか通っていないため、交通の便はさほど良くない。イーストリバー側は工場や倉庫跡などが多い一方で、駅周辺は古くからある庶民的な商店と新しいカフェやレストランが混在し、国際色豊かな住民が住む。

43. ベッドフォードスタイヴサント　Bedford- Stuyvesant

古く趣のある建物がずらり

通称ベッドスタイ（Bed-Stuy）。ブラウンストーンが多く、特にスタイブサントハイツには19世紀後半から20世紀初頭の建築物が残っている。古くはユダヤ人コミュニティーが広がっていたが、1930年以降ハーレムを拠点としていたアフリカ系アメリカ人が流入し、現在のコミュニティーを形成。パークスロープやブルックリンハイツと異なり、長い間使われていなかった古い住宅も市場に出ている。近年はコンドミニアムの開発も進んでいる。

44. ウインザーテラス　Windsor Terrace

駅から遠い物件が多い

中心部を走るプロスペクトパーク・エクスプレスウェイを境界に、東西エリアに分かれる。G15ストリート・プロスペクトパーク駅辺にカフェやレストラン、小売店が集まる。南に行くにつれ商業施設は減り、閑静な住宅街が広がる。市場に出る物件数は少ない。物件は戦前に建てられたコープビルが中心で、タウンハウスもある。

45. プロスペクトレファーツガーデン　Prospect Lefferts Garden

比較的手頃な物件が揃う

プロスペクトパークの東側に広がる、地下鉄B/Qラインのプロスペクトパーク駅とパークサイドアベニュー駅周辺。近年高級コンドミニアムや賃貸アパートの開発が急速に進む。カリブ系住民が多く住む。最近はフラットブッシュアベニュー沿いにカフェやレストランが増え、変化が著しい。物件のタイプはさまざまで、さらなる発展が期待される。

46. ケンジントン　Kensington

メインストリートから一歩入ると閑静な住宅街に

地下鉄F/Gラインのチャーチアベニュー駅またはフォート・ハミルトン・パークウェイ駅付近。アジア系、アフリカ系、ロシア系、ユダヤ系などさまざまな人種が集まり、食料品店やレストランの種類も住民の色を反映し多種多様。戦前に建てられたレンガ造りの低層住宅を中心に、ビクトリア様式の一軒家などもある。コンドミニアムは少なく、大型ビルはコープが多い。

47. サンセットパーク　Sunset Park

遠くにマンハッタンのスカイラインを望む

フォース（4th）アベニューを軸に、東西エリアに分かれる。東側のサンセットパーク周辺はヒスパニック系と中国系が多く住み、安価な商店やレストランが密集している。西側のインダストリーシティーにはジャパンビレッジが入り、今後もさまざまな企業や小売店の進出が予想される。ブルックリンのなかでも掘り出し物物件が見つかる可能性が高い。ブルックリンのチャイナタウンもある。

48. ブッシュウィック　Bushwick

アーティストが多く、グラフィティーが目立つ

ウィリアムズバーグに隣接する倉庫街には、倉庫を改装したアートスタジオ、カフェ、レストランが増えている。居住ビル比較的手頃な物件が揃うが多いのはLライン沿いと、Mラインのベッドフォード・スタイブサント側。アーティストや若い層が多く流入しているため、これらの層を狙ったモダンな賃貸アパートも目立つ。雰囲気は通りごとに異なるため、物件を探すときは周辺の通りの様子も確認するとよい。

49. ディトマスパーク　Ditmas Park

かわいらしい一軒家が点在する

プロスペクトパークの南側に広がるエリア。ビクトリア様式の住宅街やブルックリン大学などがあり、景観保護地区に指定されている。賃貸アパート、コープ、タウンハウスなど多様な物件が並び、近年注目を集めている。中央を東西に走るコーテルユーロード周辺はカフェやレストランが密集し、にぎわう。

ニューヨーク便利帳®︎vol.29本誌掲載

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