ニューヨークはマンハッタン、アップタウン内のエリア別の特徴をご紹介します。ニューヨークでどこに住むか迷ったら、ぜひ読んでみてください。

※番号は下のマップに対応
※家賃相場はあくまで一例

マンハッタン住居エリアマップ

⑯アッパーイーストサイド　Upper East Side

メトロポリタン美術館の屋上から見える景色

昔から超高級住宅地として知られており、ファミリーも多く住む。86丁目の目抜き通り周辺には人気のグルメスーパーや各種店舗も多く並ぶ。2017年に2番街の96丁目まで開通した地下鉄Ⓠラインのおかげで乗降客が分散され、より暮らしやすくなった。セントラルパークや、イースト川沿いのカールスシュワルツパークも徒歩圏内。公立学校の評判が良く、私立学校も多い。エリアがいくつかに分かれており、カーネギーヒル、ヨークビル北は97丁目辺りまで、日本人が最近多く住んでいる傾向。5番街周辺には昔からの富裕層が多く住み、マディソン街は高級ブティックが軒を連ねる。

⑰アッパーウエストサイド　Upper West Side

市民の憩いの場セントラルパーク

コロンバスサークルから北、コロンビア大学までの間。リンカーンセンターやブロードウェイ劇場などショービジネスもたくさんあり、学生からお年寄りまで幅広い層に好まれる。新築の高級物件も多く建てられており、家賃相場は平均よりも高い。表参道を思い出すような街並みと目抜き通りのブロードウェイには、シタレラ、ゼイバーズ、フェアウェー、トレーダージョーズなどグルメから庶民的なスーパーまで、一度に回れる距離にあるのが嬉しい。ハドソン川沿いは危険なイメージから一変して開発が進み、整備されたプロムナードを散歩する人やペット連れの人が多く目につく閑静な住宅地。

⑱ハーレム　Harlem

故マイケル・ジャクソンらを輩出したアポロシアター

日本から来てすぐにハーレムに住む人は少ないが、125丁目の開発が進み、マイケルジャクソンがスターになるきっかけとなったことで有名なアポロシアターの周辺は、ホールフーズやコストコなど多くの大型店舗ができている他、新しくコンドミニアムも建設され、便利で安全になってきている。元々は黒人コミュニティーだが、最近は白人も多く流入している。125丁目駅から59丁目コロンバスサークル駅まで急行でワンストップと移動が便利なため、以前より家賃水準も高くなっている。ハーレムの西側にはコロンビア大学があり、116丁目駅周辺は学生や大学関係者が多い。

⑲ワシントンハイツ　Washington Heights

ハドソンリバーやダウンタウンが一望できる

ハーレムの北側、西155丁目からダイクマン通りまで。ドミニカ人をはじめとするヒスパニック系の移民が多く居住している。ミッドタウンまで15 ～ 20分ほどなので、通勤圏になり最近はヒスパニック系以外の人も多く住むようになっている。ミュージカル「イン・ザ・ハイツ」の舞台になったことでも有名。レストランやバーからはサルサやヒップホップ音楽が大音量で流れてくるため、最近は騒音の苦情が多発している。

⑳インウッド&ハドソンハイツ　Inwood / Hudson Heights

マンハッタンの北端で、ワシントンハイツの北側に位置する。緑豊かで公園も多く、高台になっているので坂が多いのが特徴。マンハッタンの中心部よりも家賃が手頃なため、人気が出てきている。

ニューヨーク便利帳®︎vol.30本誌掲載

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