【スポーツの秋スペシャル第2弾・体験談】理学療法で飛距離が回復した!

さて今回は、先日の小崎先生のインタビュー記事の第2弾として、理学療法によるコンディショニングでドライバーの飛距離が回復した、という私の体験談をご紹介したいと思います。怪我のリハビリやスポーツパフォーマンス向上に関心のある方は、ぜひご一読ください。

理学療法によるスポーツコンディショニング

FuncPhysio Physical Therapyでは、コンディショニングという形で1時間の治療のほか、診療時間外で小崎先生のパーソナルトレーニングを受けることができます。そして、今回私が受けたセッションは、ゴルフで痛めた前腕と肘のリハビリと飛距離アップのためのスポーツコンディショニングでした。

痛みの原因は意外なところにありました

まず、前腕と肘の痛みの原因は、腕の使いすぎによる筋肉、靭帯、腱の疲労が原因のほか、肩甲骨の動きからも影響がありました。肩甲骨を上手く使えていないと、前腕や肘に負担がかかり、疲労しやすくなるそうです。そこで、まずは 肩甲骨の動きを良くするエクササイズと、上体の回旋の動きを良くするエクササイズを教えていただきました。

肩甲骨の動きを良くするエクササイズ
上体回旋を良くするエクササイズ

 

ゴルフに大切な股関節とインナーマッスルの使い方を伝授してもらいました

次に、実際にゴルフスイングをみていただき、飛距離アップのためのエクササイズをふたつ教えていただきました。

最初にスイングを見た時に、フォロースルーで左脚に体重を乗せている感じが少なく、重心が高いように感じました。

 股関節に乗るエクササイズ

まず左脚にちゃんと乗る感覚をつかめるように、片脚に乗って後ろに足を出す運動をしてもらいました。

インナーマッスルを使うエクササイズ

片脚の運動でバランスを取るときに、もともとスイングの時に出ていた、アウターマッスルである脊柱起立筋を使う傾向が顕著に現れました。そこで、基礎である腹筋(インナーマッスル)を上手く使えるようにしようと考えました。背筋を使ってテイクバックすると、どうしてもそこからの回旋動作で股関節と体幹の連動がうまく出ません。アウターマッスルは微細な動きには働きづらく、12個ある胸椎、5個ある腰椎、プラス骨盤を一つ一つ動かすにはインナーマッスル(腹横筋、多裂筋)の働きが不可欠です。

 

治療とコンディショニングの効果

治療によって前腕と肘の痛みが回復したのはもちろんのこと、セッション翌日の練習では、新しいドライバーで落ちてしまったスイングスピードが回復して飛距離が出るようになり、コンディショニングによる効果がこんなにも早く出ることに、正直とても驚きました。

治療前:新しいドライバー購入後、飛距離が激減・・・

治療後:スイングスピードと初速がアップして飛距離が元通りに!

今回はゴルフのためのコンディショニングでしたが、ゴルフ以外のスポーツでも治療とコンディショニングの効果は抜群なはずです。身体の痛みとパフォーマンス向上の悩みなど、さまざまな症状について、ぜひ小崎先生の治療とコンディショニング、さらに興味のある方はパーソナルトレーニングを受けてみてください。

 

パーソナルトレーニング(45分)

時間:診療時間外(午後6時以降)
料金:プライベート75ドル、セミプライベート100ドル(50ドル/人)、グループ(3〜4人)120ドル(30〜40ドル/人)

問い合わせ

小崎裕也
Hiroya Kosaki, PT, DPT, PN1, CSCS, CKTP
FuncPhysio Physical Therapy
Tel (917) 388-2031
email: info@funcphysio.com

 

【取材構成】
編集部 花越美雪