【一時帰国レポート!】UA79便(ニューアーク→成田)搭乗及び施設での政府指定先隔離生活の体験記

みなさま、新年明けていかがお過ごしでしょうか?
年が明けてもオミクロン株が依然として猛威をふるっており、
日本では過去最多の感染者数を記録しています。
コロナ禍においていまだ先行きが見えない状況が続いています。

2021年の年末に日本に一時帰国しなければならず、ユナイテッド航空が運航するUA79便(ニューアーク→成田)に搭乗しましたので、その体験記をお伝えします。

多くの方が心配されているのは、おそらく空港到着後の流れと政府指定の施設による隔離生活に関してだと思います。
現在、ニューヨーク州から到着の方は6日間、ニュージャージー州から到着の方は3日間の政府指定の施設での隔離があります。
まずは空港到着後の流れについてレポートします。

空港到着後の流れ

空港到着から隔離先施設へのチェックインまでの時間軸は、以下のスケジュールでした。

到着前 入国に関する誓約書などの用紙が機内で配布されます。

15:45 成田空港到着(予定より一時間ほどの遅延)

16:00 降機

乗り継ぎ便の利用者が先に降機。最終目的地が日本の方は、乗り継ぎ便の方が降り次第の降機となります。

16:10 降機後の人数確認及び書類が揃っているかのチェック

書類の確認ではなく、「書類が揃っているか」だけの確認作業があります。その間はパイプ椅子に座って一時間ほど待ちました。
喉が乾いたりしますが、検査前と言うことで飲食は禁止と言われます。またこの時間にトイレはいけませんので要注意です。

17:10 書類チェック&PCR検査

書類のチェックが終わるとすぐに検査をします。この際に、「どこの国・地域から来たか?」「喫煙するかどうか」を聞かれます。
口頭ベースでの確認となるため、アメリカのどこの州から来たのか証明する作業などはありません。

17:20 アプリのダウンロードやメールの受信設定の確認

MySOSやCOCOAのアプリが携帯にダウンロードされているか、メールが問題なく届くかなどのチェック作業を行います。アプリの使い方の説明(位置情報の報告の仕方やビデオ通話の応答方法など)を受けます。

17:35 PCR検査結果待ち

指定された待合いスペースで検査結果を待ちます。おそらくこの時間が1番長いです。
ここでようやくトイレに行くことができ、飲食が可能になります。成田空港には自動販売機がありました。
機内で携帯を充電をしておくとよいです。

20:25 検査結果判明&政府指定の隔離先施設の判明

自分の番号が呼ばれたら指定のカウンターに行って、検査結果を受け取ります。
無事に陰性でしたので、ピンク色の用紙をもらい、その際に検疫官からどこの施設に隔離されるのか伝えられます。
同じ便の搭乗者は同じ施設のようでした。
場合によっては、仙台や名古屋、沖縄など地方への施設に滞在ということも聞いていましたが、私は都内のアパホテルでの滞在となりました。

20:45 入国&荷物をピックアップ。

通常の帰国時と同様に入国を行い、荷物をピックアップします。

20:50 到着出口にて全員が揃うまで待機

通常であれば到着出口を出たらそのまま交通機関を利用する流れですが、隔離施設まではバス移動となるため、同じ施設に向かう人が揃うまで出口で待ちます。

21:00 バスの乗り場付近で待機

到着出口で全員が揃ったら、バスの乗り場付近でまた待機となります。バスの手配など確認している様子でした。

21:15 バスに乗車

私はたまたま前方の席を選びましたが、これが正解でした。
なぜなら、隔離先に到着したら前方の席からバスを降ります。

21:20 バス出発

各ターミナルを経由して、全員で25人ほど乗車していました。

22:20 ホテル到着&バス下車

ホテルに到着したら、まずは小さなお子さんのいる家族から降り、その後は前方の席から降りていきます。
4人ほどのグループごとに降りるため、前方の席に座るのが良いです。
ホテル到着後に手続きがあって時間がかかるので、後方の席の方は結構バス内で待ったのではと思います。

22:40 書類記入&注意事項の説明

ホテルチェックイン前に書類の記入があります。
滞在するにあたってパスポート情報や緊急連絡先、食べ物のアレルギーなどを答えます。
その後、係員から部屋の使い方や滞在時の注意点に関して説明を聞きました。

22:55 部屋に入室

係員が部屋まで案内してくれます。
入室するとすぐに受付で渡された体温計で体温を計り、携帯チャットで健康状況を報告します。

23:00 受付で受け取った弁当を食べる

ここでようやく長旅が終了し、弁当にありつけました。
参考までに、隔離施設で出た弁当はこんな感じでした。
日によってはカップの味噌汁が付いており、なかなか豪華だなと思いました!

 

あると便利な持ち物

・カップラーメン
・インスタントコーヒー
・紅茶やお茶のティーバッグ
・洗剤(隔離期間が長期になる場合は手洗いとなるため)

隔離生活を体験してみて

総じて、アパホテルでの滞在は快適でした。
弁当は朝8時、昼12時、夜6時ごろに館内アナウンスが流れ、全ての部屋に弁当が置かれ終わったらドアを開けて、ドアノブにかかった弁当を取る形でした。
弁当は冷たくても美味しく、水もたくさんいただけたので、不自由はありませんでした。

隔離先にもよりますが、こちらのホテルでは差し入れやUberEatsのデリバリーがOKでした。ただし、アルコール類や冷蔵保存が必要なものは一切NGです。

とにかく一歩も外に出られないので、運動不足になってしまいます。
適度に筋トレなどすると良いと思います。部屋の換気ができないのは少し辛いところでした。

ずっと部屋にいてやることがないので、仕事をしたい方にとっては集中してできるので、集中したい仕事を隔離中にやってしまうのもありです。

出所最終日は、早朝6時半ごろに検査を行い、お昼の1時ごろに部屋に電話が来て、陰性の旨を伝えられ、すぐに部屋を出てバスに乗車して成田空港に向けて出発しました。
場合によっては、夕方に結果が判明することもあるそうです。
結果判明は何時になるかわからないなので、すぐに外に出られるように、最終日の検査後に荷物をまとめておいた方が良いです。

隔離施設での滞在費や弁当代、バスの費用は政府負担となりますので、支払いは一切発生しません。

 

いかがでしたでしょうか。
少しでも参考になりましたら幸いです。
一刻も早くコロナ禍が収束することを祈るばかりです。

 

ニューヨーク便利帳
編集部