Covid-19ワクチン接種レポート in ニューヨーク

ついにCovid-19ワクチンを接種してきました!
ニューヨークでは2021年3月30日から30歳以上、4月6日からは16歳以上のすべての成人が接種可能となりました。
どのような流れで1回目のワクチンを接種したのか、今回はその流れをレポートします。

大まかな手順は以下の通りです。

1.専用サイトで1回目のワクチン予約を行う

https://vaccinefinder.nyc.gov/

2.ワクチンフォームの入力(オンライン)

http://forms.ny.gov/s3/vaccine

3.予約した会場に向かい、接種する

4.モデルナもしくはファイザーのワクチンの場合、2回目のワクチン予約を行う

ではそれぞれに関して早速見ていきましょう。

1.専用サイトで1回目のワクチン予約を行う

ニューヨーク州の場合は、以下よりネット予約が可能です。

https://vaccinefinder.nyc.gov/

これは“ワクチンファインダー”と呼ばれるサイトで、Zip Codeを打ち込むと近くのワクチン接種場所が出てきます。
各接種場所では、どの種類のワクチン(モデルナ、ファイザー、ジョンソン&ジョンソン)を接種できるかが書いてあります。
つまり、自分自身でどのワクチンを接種したいか選ぶことができるようになっています。
モデルナ、ファイザーは二回接種が推奨とされ、ジョンソン&ジョンソンは一回のみの接種となっています。
ジョンソン&ジョンソンのワクチンを接種した友人がいますが、一回のみのためか副作用が強いらしく、急に高熱が出たと言っていました。
個人差はあると思いますが、どのワクチンを選ぶかは少し迷うところです。
家から近いところがモデルナだったため、僕はモデルナにしました。

無事予約が完了すると、予約番号、接種場所、予約時間、接種1回目か2回目か、注意事項、当日の持ち物、が書かれたメールが届きます。

2.ワクチンフォームの入力(オンライン)

無事にワクチンの予約が完了したら、次はワクチンフォームを入力します。
当日接種前に必ず提出しなければなりません。
以下のオンライン上で簡単に提出することができます。

http://forms.ny.gov/s3/vaccine

こちらも提出が完了すると、登録したメールアドレスにメールが届きます。

Submission IDというのが付与され、当日アポイント時に見せる必要があると書かれていますが、こちらは特に当日使用しませんでした。

3.予約した会場に向かい、接種する

いよいよ当日です。
当日になると登録していたメールアドレスにメールが来ました。
QRコードも添付されています。

忘れてはいけないのは、NY州在住を示すIDです。
免許証のみで年齢や居住地が証明できるので、免許証が便利です。

家の近くにある大型の施設で時間通りに行ってみましたが、写真の通り少し並んでいました。
10分ほど待って中に入ることができました。

中に入ると受付の方に、予約票(QRコード付きメールでOK)とID(免許証)を提示します。
本人確認が終わると、予約番号と予約時間が書かれたカードが渡され、ワクチン接種の列に並びます。
ここの施設では一度に30人近くは接種できるような感じになっていました。

Trader Joe’s(通称:トレジョー)のレジのように番号札を持った誘導係が手を上げるので、自分が列の先頭になると、指示された番号のブースに行きます。
ブースにいるナースに予約番号と名前をお伝えします。
QRコードを見せると一発でしたので、QRコードを見せると早いです。

ついに接種です!
注射は一瞬で終わります。時間にして2秒もなかったです。
直後は、痛みも副作用もありませんでした。
しかし、時間が経つにつれて筋肉に張りを感じました。
接種翌日は常に痛みがあり、左腕が上がらなくなりました。そして服を着替えるのも大変で、寝返りは全く打てないです。やや倦怠感もあり、何もする気が起きませんでした。。ですが、2日後には腕の痛みもだいぶ回復し、ほぼ通常通りに戻りました。

接種が終わると、Vaccination Record Card(ワクチン接種証明書)をナースから受け取ります。

4.モデルナもしくはファイザーのワクチンの場合、2回目のワクチン予約を行う

接種会場を後にすると、パイプ椅子が並べられた場所に移動します。
ここでは何か急な副作用があったときのために、10分ほど休憩するためのスペースになっています。
モデルナとファイザーの場合は、2回目のワクチン接種が推奨されており、このスペースは写真のようにQRコードが至る所にありました。

僕は休憩がてら、このスペースですぐ2回目の予約を行いました。
モデルナの場合は1回目のワクチン接種28日目以降に2回目の予約ができます。

2回目の予約も無事に終わり、出口付近に向かうとセルフィースポットがありました。

例に漏れず、僕もセルフィーを撮りました。
最後に、出口にある受付の方からステッカーとワクチンに関する紙をもらって終了です!

完全に守られたわけではないですが、接種を終えて少し安心感があります。
一刻も早く集団免疫が形成され、コロナウイルスを気にしない世の中になるといいなと思います。

ちなみに、ニューヨーク州では4月2日より、州独自のワクチンパスポートとなる“Excelsior Pass(エクセルシオール・パス)”が開始されました。
携帯のアプリで「ワクチンをいつ接種したか」「Covid-19が陰性であること」などを管理できるようになりました。
今後、コンサートやスポーツ観戦の入場時などに、広く活用されるのだと思います。

※アメリカ各州で接種条件等は異なりますので、接種にあたっては各州のガイダンスに従うようにしてください。

以下、参考になるサイトをまとめておきます。

■ニューヨーク州ワクチンファインダー
https://vaccinefinder.nyc.gov/

■ニューヨーク州ワクチン接種前提出フォーム
http://forms.ny.gov/s3/vaccine

■ニューヨーク州Covid-19ワクチン特設サイト
https://covid19vaccine.health.ny.gov/

■NYエクセルシオール・パス(NY州独自のワクチンパスポート)
https://epass.ny.gov/home

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【執筆】

編集部
阿部 永
NY在住歴:8年