2025年に5番街に移転が決まった日本クラブの現在のビルでの最後のホリデーパーティーが12月19日に開催された。
パーティーのMCはニューヨークを拠点とし、受賞歴のある歌手兼女優のChristina Maxwell(写真中央)。彼女は日本商工会議所、サントリー、日本クラブ主催のイベントでも定期的に司会を務め、世界的な不動産会社リレイテッド カンパニーズの取締役として4年間の任期を終え、ハイ・ライン・ナイン・ギャラリーのエグゼクティブディレクターも務めた。
そして今回は1986年にロンドンで初めて上演された後、ニューヨーク・ブロードウェイで1988年から上演が続けられてきたミュージカル『オペラ座の怪人』(上演回数は1万回を超え2023年4月16日に35年の歴史に幕を下ろした)の一夜限りの復活コンサートが開催された。
出演は、『オペラ座の怪人』の主役・クリスティーヌを演じ、ブロードウェイの10年間の最優秀代替役(ブロードウェイ・ワールド誌)にノミネートされた Meghan Picerno(写真左)、俳優、歌手、ダンサーであり、ブロードウェイでは『オペラ座の怪人』のラウル・シャニュイ子爵を演じ、ABCのテレビシリーズ『Quantico』ではウィル・オルセン役で知られるJay Armstrong Johnson、そしてピアノ演奏はブロードウェイのWickedの現在の音楽監督兼指揮者であり、国内ツアーや海外ツアーを含め10年以上このショーに携わっている、今年グラミー賞のレコーディングアカデミーのメンバーに選出されたDan Miccicheと、とても華麗なメンバーだった。
7階ではMeghan Picernoを日本クラブに紹介した、彼女の友人でありまた日本クラブWeb Galleryの常設アーティストの1人でもあるアーティストのKohの個展(2024年の作品9点とコンサート会場ではMeghan Picernoを描いた1点)がコラボレーションとして行われた。
カーネギーホールの代表Sir Clive Gillinson氏のオフィスには、東京海上アメリカのスポンサーにより、Kohの作品の1つである故坂本龍一の肖像画が飾られている。
また同ビル4Fではグラミー賞受賞者で2016年、日本の国民的テレビ番組のオープニングテーマの作曲で知られる小川慶太率いるJazzバンドによる生演奏とカクテルを楽しめるJazz barも開催。
ホリデーパーティーは、応募開始からわずか1週間で定員の100名を遥かに超える150名近くの応募が集まり、締切より1週間早く募集は終了となった。今回は現自社ビルの最後のホリデーパーティーということもあり、日本クラブ前田事務所長(写真右端)の粋な計らいで異例の143人もの会員メンバーや個人をパーティーに受け入れた。
ゲストの中にはKohの友人である全米4位世界24位にランクされるBar Martiny’s のオーナー渡邊琢磨やALDO、カルバン・クライン、Thom BrowneのファッションモデルであるMarwan El Anbari(写真右)等豪華な顔ぶれもあった。
Meghan Picernoの明るい人柄で、コンサートではKohや日本クラブ会長、上野 佐有 (うえの さゆう)President & CEO Mitsui & Co. (U.S.A.), Inc. を巻き込んでの笑いありゲストとの一体感ありの場面と、主演女優・男優の圧倒的な歌唱力で参加者は日本クラブでの一夜限りの『オペラ座の怪人』を漫喫した。
来年、新ビルでのホリデーパーティーを今から楽しみにしている人も多いだろう。
Koh氏の作品は日本クラブWEBギャラリーでご覧ください。
<お問い合わせ先>
Koh Fine Arts
info@koh-finearts.com