ニューヨークのメトロポリタン交通局(MTA)は、1979年以来となる地下鉄マップの新しいデザインを発表しました。この新マップは4月2日にタイムズスクエア駅で公開され、1日約360万人が利用する地下鉄のナビゲーションツールとして活用されます。
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制作を手がてたのは、MTAのクリエイティブサービスマッピング部門。デジタル利用にも適した、シンプルで視認性の高いものに刷新されました。白地の背景に、太く鮮やかなカラーで描かれた各路線、横書きの駅名、黒い点で駅を表すなど、ユニバーサルデザインに配慮することで、幅広い利用者にとって使いやすい設計になっています。
MTAの公式ホームページから、新マップは無料でダウンロード可能
さらに、アムトラックなどの鉄道・PATH路線に加え、無料乗り換えが可能な駅やアクセシビリティ状況など、移動に欠かせない情報も網羅。必要な案内が一目でわかる、実用性の高いマップです。
緊急通報ボタンの設置やOMNYシステムの導入など、MTAは都市交通の改善を進めています。今回の新マップも、その取り組みの一環といえるでしょう。老朽化が課題とされるニューヨークの地下鉄が、より安全で快適な移動手段へと進化していくことに期待が高まります。
◾️MTA
https://www.mta.info/maps
Text: Benricho Senior Editor