ジャパンビレッジ、ブルックリンに待望のオープン!

ブルックリンの複合施設インダストリーシティー(Industry City)に2018年11月24日、ジャパンビレッジ(Japan Village)がオープンしました。
ジャパンビレッジとは、日系グロッサリーと日本食フードコートが併設した、新たな「日本」発信の場所。オープンの様子を覗いてきました。

【取材/執筆】

ニューヨーク便利帳
編集部
金井 美帆 
ニューヨーク在住歴:6年

さまざまな企業、小売店、飲食店が集まる、今注目のインダストリーシティーは、グリーンウッドハイツとサンセットパークのちょうど境目に位置します。東側にはグリーンウッドセメタリー、西側にはニューヨーク湾が広がり、この辺りには日本人居住者も増えているそうです。

ここから新たな日本旋風を巻き起こそうと立ち上がったのが、ニューヨークの代表的な日系グロッサリーであるサンライズマート。サンライズマートといえば、マンハッタンに3店舗(ミッドタウン、イーストビレッジ、ソーホー)を展開し、ニューヨーク在住の日系人はもちろん、ローカルのアメリカ人にとっても、日本食や日本の生活用品を調達する場所として欠かせない店。私たちの「ライフライン」と言っても過言ではありません。
これに、日米から集まった17の飲食店が加わり、グロッサリーとフードコートの二本柱で営業を開始しました。

左奥が「魚屋」。右奥は「ジャパン・プレミアム・ビーフ」

当初の予定から少し遅くはなりましたが、オープン当日は人、人、人…!サンクスギビングの週末でもあるせいか、終始たくさんの人であふれ返っていました。正午から午後1時ごろにかけてピークを迎え、ゆっくり商品を手に取って買い物するのが困難なほど、大にぎわいです。
他の店舗と同様、お米、野菜、お菓子、雑貨などが並ぶ中、こちらのサンライズマートには精肉店「ジャパン・プレミアム・ビーフ」と鮮魚店「魚屋」も入っており、肉や魚を求める人が列を作っています。もちろんレジも長蛇の列!

中庭に続く出入り口から。左側がサンライズマート。右側がフードコート

さらに驚くのが、隣接するフードコートの盛況ぶり。ラーメン、うどん、そば、丼、おにぎり、たこ焼き、たい焼き、お惣菜などさまざまな日本食を販売しており、みんな買い物の後に日本食でお腹を満たしているようです。午後2時ごろには一部商品が売り切れの店もちらほら。
この日は寒かったためあまり人はいませんでしたが、中庭にはテラス席もあります。

中庭の壁画も和風

インダストリーシティーにジャパンビレッジができることは昨年ごろから噂されており、特にブルックリンに住む日系人は、マンハッタンに出なくても日本の商品が手に入るため、オープンを心待ちにしていたのではないでしょうか。
日本の魅力を広めるジャパンビレッジ、今までマンハッタンに集中していた日系の店や企業がブルックリンに進出するきっかけにもなりそうです。同じ建物の2階には日本の商品を販売するスペースが登場予定とのこで、今後も目が離せません。

Japan Village / Sunrise Mart
934 3rd Ave, Brooklyn, NY
Tel (347) 584-4577
info@japanvillage.com
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