【ニューヨーク州ではマスク着用が義務化】便利帳編集部が見つけた、 今ニューヨークでマスクが買える場所

ニューヨーク州政府は4月17日、他人と6フィート(約1.8メートル)以上の距離が取れない公共の場所でのマスク着用を義務づけた。違反した場合は最大1000ドルの罰金が課される。なおマスクの代わりにバンダナやスカーフを口に巻くのも良いとされている。

需要急騰中で、Amazonでは入荷待ちや、到着予定が1ヵ月以上先のことも多いマスク。
ここでは、ニューヨーク便利帳編集部員が街やオンラインで見つけたマスクが買える場所を紹介する。
※現在アメリカが定めた防疫効果基準を満たしたマスク「N95」はほぼ市場に出回っておらず
入手はかなり厳しい。その代わりに中国規格や韓国規格の、同等の防疫効果があるとされるマスクが販売されている。
(2020年4月時点)

1、個人経営のスーパーマーケット

ホールフーズやトレーダージョーズなどの大手チェーン店ではなく、
街に点在する個人が経営していると見られるスーパーマーケットやドラッグストア
の中には、オーナーがマスクを仕入れて販売しているところがあるようだ。

写真はマンハッタンのイースト34丁目とレキシントンアベニューのコーナー
にある「マレーヒルマーケット」。韓国系オーナーが運営するこの店では
「KF94(韓国が定めた防疫効果基準を満たしたマスク)」を1枚5ドル、
5枚20ドルで販売している。

レジ前で販売されているKF94。レジはしっかりビニールで防菌されていた

Murray Hill Market(マレーヒルマーケット)
Tel (212) 725-4200
136 E 34th St, New York, NY 10016
月~日 7:00-19:00 (臨時営業時間)

また、クイーンズ区アストリアのドラッグストア「ニュータウンファーマシー」
でもKF94を販売していた。1枚5ドル、5枚24ドルとのことだった。

Newtown Pharmacy(ニュータウンファーマシー)
Tel (718) 728-9100
28-04 31st St, Astoria, NY 11102

 

 

2、路上販売

スーパーマーケットの前など人が集まる場所で、最近よく見かけるマスクの路上販売。

写真はマンハッタンのマディソンパーク横にあるグロッサリーとフードコートが併設された
「イータリー」(200 5th Ave)の前で路上販売されていた様子。
使い捨てマスクは2枚で5ドル、KN95(中国が定めた防疫効果基準を満たしたマスク)は
5枚入りで25ドルとのことだった。

左は使い捨てマスク、中央の青いパッケージのものがKN95

通りすがった人が商品を購入してる様子も結構見られたが、品薄と言われるマスクを
街の至るところにいる業者の人たちはどのように仕入れたのだろう、
KN95は工場で大量生産された偽物ではないのか、、、と個人的には疑ってしまった。
どうしてもマスクが必要なときには手軽に買えて良いかもしれない。

3、老舗シャツメーカーによる日本製コットンマスク

ネットで見つけて面白いと思ったのは、マンハッタンのミッドタウンイーストに店を構える
(現在店舗はクローズ)鎌倉シャツが生産を開始したというメイドインジャパンの綿100%マスク。

コットンシャツの生地を利用していると見られ、ストライプやチェックなど
約10種類のラインナップ。同社のロゴが入ったタグがポイントに。

現在はプレオーダー受付中で、3枚セット35ドル(配送料無料)。
実際の発売は6月中旬~下旬とのこと。すぐには手に入らないが、
オフィス勤務解禁後にスーツに似合うお洒落なマスクとして活躍してくれるかも。

▷鎌倉シャツコットンマスク

 

なお、マスクは上記の他にも各エリアのハードウェアストアや
クイーンズのフラッシングにあるアジア系雑貨店などで取り扱いがある
ところもあるようだ。

ニューヨーカーの新常識、外出時のマスクはくれぐれもお忘れなく!