【ニューヨークで自転車人気が急上昇】交通ルールの再確認を

ニューヨークで外出規制が発令されて以降、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を避けるため、多くのニューヨーカーは地下鉄やバスなどの公共交通機関を避ける生活を続けています。

企業や店舗が徐々に経済活動を再開し、外出する人が増えるなか、移動手段として自転車人気が急上昇中。地元メディアによると、市内には通常の2倍、3倍を売り上げている自転車店も少なくないようで、比較的手頃な価格のモデルに関しては品薄状態が続いているそうです。

閉ざされた空間で他者と密接することなく運動不足解消にもなり、排気ガスが発生しない自転車は、まさに理想的な移動手段と言えます。

天気のいい日に自転車に乗るのはとても気持ちが良く、リフレッシュできますが、やはりここはニューヨーク。外出規制があるとはいえ、交通量の多い通りもたくさんあります。
また、近年は自転車に関連した交通事故が増えているので、自転車利用者のみなさんは十分に注意してください。

以下はニューヨーク市が定める自転車利用時のルールです。自転車に乗る人はしっかりと頭に入れておきましょう。

・歩道ではなく道路を走行する
・進行方向に従う
・信号や交通標識に従う
・バイクレーンがある場合はバイクレーンを走行する
・ヘルメットを着用する(13歳以下は必須)
・ヘッドライト(白)、テールライト(赤)、ベルを設置し、反射テープを貼る

※NYCDOT(https://www1.nyc.gov/html/dot/html/bicyclists/biketips.shtml)より

いずれも当たり前のことですが、住宅街や通りの少ない道路では信号無視や逆走する人がいるなど、残念ながらルールが守られていないこともあります。
もちろん、違反した場合は罰金の対象になりますのでご注意を。

また、「ニューノーマル」となっているソーシャルディスタンスの遵守、鼻と口を覆うフェイスカバーの装着、自転車利用の前後の手洗いおよび消毒も推奨されていますので、こちらもお忘れなく。