ニューヨークのチェルシー・マーケットに、無印良品はアメリカ初となる「MUJIフード・マーケット」を1月に新設しました。昨年オープンした店舗内に、おにぎりやカレーなどの軽食に加え、どら焼きやほうじ茶プリンといった和スイーツも提供。日本の家庭料理を気軽に楽しめるスポットとして観光客からも人気を集め、SNSでも話題となっています。
実際に訪れてみると、生活雑貨や衣類が並ぶ一角に、調理場とイートインができるカウンター7席が設けられていました。丸形の天井照明やグリーンのカウンターが、空間全体に温かみとモダンな印象を与えています。もちろん無印良品のキッチン雑貨が実際に使用されており、インテリアとしても美しく陳列。購入前にその使い心地を確かめられるのも良いですね。

一際目を引いたのが、愛らしい目が付いたロボットバリスタ「ジャーヴィス」。ドリンクをサーブする様子を見ようと、周りには人だかりができていました。タッチパネルで注文をすると、キビキビと動きドリンクを仕上げる姿はなんともキュート!思わずカメラを向けたくなる存在です。
このMUJI フード・マーケットがあるチェルシー・マーケットは、1990年代にナビスコ工場を改装して、1階は屋内型商店街と2階はオフィスとして生まれ変わりました。レンガ造りのレトロな外観が特徴で、「人々が集い、つながる場所を創造する」がコンセプト。クラフト感のある雑貨やフードコートが並び、観光客はもちろん地元の住人にも親しまれています。
そんなチェルシー・マーケットに、無印良品もフード&ドリンクの提供を開始。食を通して日本文化の発信やローカルな結びつきを強化することで、ブランドの価値をさらに広げていくことでしょう。
■MUJIフード・マーケット
毎日午前10時から午後5時まで営業
https://www.muji.us/pages/muji-market-nyc
Text: Benricho Senior Editor