ミュージカル『CHICAGO(シカゴ)』で女優米倉涼子さんが主演ロキシー役を務めている。
作品初の日本公演から10年以上ロキシー役を演じ続けており、2012年にニューヨーク・ブロードウェイ公演で日本人女優として初めて主役を演じた。
今回は2012年、2017年に続き3度目のブロードウェイ公演。
7月14日までマンハッタンのアンバサダー劇場で公演し、8月からは大阪、東京公演を行う。
7月1日の初日、華麗なダンスを披露し、セクシーでキュートなロキシー役を演じた米倉涼子さん。
公演後にヴェルマ役のアムラ=フェイ・ライトさん、ビリー役のライアン・シルヴェルマンさんとともにインタビューに応じた。
「シカゴのキャストたちはいつも温かく受け入れてくれて、支えてくれる。最高のカンパニーです」と米倉さん。
米倉さんについてアムラさんは、「回を重ねるごとにレベルアップしてるわ。年齢、人生経験を重ねることで、演技がより豊かになって進化している」と語った。
ライアンさんは、「僕たちは新しいロキシーを迎えるたびにリフレッシュされる。リョウコは僕たちにとてもポジティブなエネルギーをもたらしてくれているよ」と応えた。
米倉さんは「『CHICAGO』はミュージカルの中で一番好きな作品。私はアムラの大ファンなんです。彼女がこの舞台に立ち続ける限り、彼女の背中を追っていきたい」と作品にかける想いを語った。
本作品は、禁酒法時代のシカゴとそこに生きる「強い女性」を描く。
愛人を撃ち殺した悪女ロキシーが、同じく殺人罪に問われているヴェルマと刑務所で出会い意気投合。悪徳弁護士のビリーとマスコミの力を借りて、裁判に挑むストーリー。
作品特有のジャズミュージックとダンス、ストーリー展開に引き込まれる名作だ。すでに作品を観ている人も、米倉涼子さんを迎えてリフレッシュされた『CHICAGO』が楽しめるだろう。
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