犬のためのハロウィーン仮装コンテスト「Great PUPkin Dog Costume Contest」

ハロウィーン目前の10月28日、ブルックリンのフォートグリーンパークで仮装コンテストが開催されました。
ただしこのコンテスト、出場するのは人間ではなく「犬」。ワンちゃんたちの仮装コンテストなのです。

【取材/執筆】

ニューヨーク便利帳
編集部
金井 美帆 
ニューヨーク在住歴:6年

今年で20回目を迎えたGreat PUPkin Dog Costume Contest
ニューヨーク市内ではこのほかにもいくつかの犬の仮装コンテストがありますが、こちらはブルックリンで最大規模を誇るイベントだそうです。

今年は雨予報のため当初の予定より1日遅れで開催されたものの、会場は満席で大いに賑わいました。

犬も飼い主も、コンテストを通して交流

出場犬たちは登録を済ませてスタンバイ。

午前11時30分に開始すると、番号を呼ばれた犬たちは飼い主に連れられてステージに上がります。

七面鳥の仮装で登場

ニューヨーク名物、エンパイア・ステート・ビルディング建設当時の有名な写真を再現しています

定番の「ホットドッグ」やライオン、怪獣、スーパーマン、掃除機、寿司などさまざまなものに扮した犬の数は100匹以上。

可愛らしさはもちろんのこと、優勝を狙うにはアイデアとインパクトが重要な鍵となります。

また、犬の仮装に合わせて自らも仮装した飼い主も多く見られ、本気度が伺えます。

寿司ロールを連れた手巻き寿司さん

1匹1匹ステージに上がるたびに会場からは拍手と歓声が湧き起こり、特に目立った仮装の犬が登場すると観客の反応は一層大きくなります。

全ての犬が出終わると、審査員らによって選ばれたファイナルステージへの出場犬を発表。

そして最後は、観客の拍手の大きさで優勝を決定します。

最終審査に残った覆面レスラーファミリー

こちらも最終審査に残った…悪の帝王?雰囲気出てます

会場の盛り上がりも最高潮に

今年の勝者ならぬ勝“犬”に選ばれたのは…

優勝したKodyくん

セサミストリートのオスカー(Oscar the Grouch)に扮したKodyくん。

公式インスタグラム(@kodydoodle)によると、ブラドールレトリーバーとプードルにルーツを持つ、ラブラドゥードルの男の子です。

ふわふわでカールした毛を生かした仮装は会場で一際人気を集め、飼い主さんがゴミ収集係に扮するというアイデアも高ポイントでした。

出場するには事前登録(寄付推奨)が必要で、観覧は無料。

我こそは、という飼い主のみなさん。来年はぜひ出場してみては。