世界一周の旅 in ニューヨーク(前半)

世界一周旅行 in ニューヨーク (前半)

こんにちは、編集部の板橋です。

ニューヨークは言わずと知れた「人種のサラダボウル」。
異国から安住の地を求めてアメリカに渡った移民が多く暮らし、その文化は混じり合うことなく共存しています。

金融、ファッション、アートの発信地として、華やかな舞台の裏には、各コミュニティーに支えられている人々の暮らしがあります。
世界各国の特色あるコミュニティーを覗いて、世界一周プチ旅行の気分を味わってみませんか?

今回はこちらのルートで巡ります。

  1. 韓国:コリアタウン (West 32nd Street between 5th Avenue & Broadway)
  2. 中国:チャイナタウン/フラッシング (Flushing – Queens)
  3. インド:カレーヒル (Murry Hill)
  4. パキスタン:リトル・パキスタン(Coney Island Avenue – Brooklyn)
  5. ギリシャ:アストリア (Queens)
  6. イタリア:リトルイタリー ( Mulberry Street)
  7. スペイン:スパニッシュハーレム (Upper East Side around 110th Street)
  8. ガーナ:リトル・ガーナ(Bronx)
  9. ブラジル:リトル・ブラジル(West 46th Street between 5th & 6th Avenues)
  10. 日本:イースト・ビレッジ (Houston Street to 14th Street)

※()内はニューヨークのエリア名

韓国:コリアタウン

まずは日本のお隣、美容先進国の韓国へ。

コリアンタウンはマンハッタンの西側、ミッドタウンの中にあります。5thと6thアベニューの間にあり、 32thストリートを中心に広がっているため、32thストリートはコリア・ウェイと呼ばれています。
(マンハッタンの多くのエリアは、京都と同じように碁盤の目になっており、南北にのびるアベニューは東から数えて1stから12ndまで、東西にのびるストリートは南から数えて1stから218thまであります)

(CC) Ingfbruno

コリアタウンのおすすめスポットは、漢方薬を使ったサウナと韓国式アカスリが評判のJuvenex Spa(ジュベネックス・スパ)。
施術は紙ショーツに着替えてほぼ全裸の状態で行うのですが、午後7時からは男女混合になるのでご注意を。また時間制限がないので、時間がある人は半日ゆっくりすることもできるそう。
サウナ、レモン風呂、韓国式アカスリ、キュウリパックのトータルケアコースBasic Purification Programは115ドル~。

Juvenex Spa(ジュベネックス・スパ)
25 West 32nd Street 5th Floor, New York, New York 10001

中国:チャイナタウン

お次はアジアの超大国、中国へ。

(CC) Ingfbruno

ニュー・チャイナタウンとして目覚ましい発展を遂げているのがフラッシング。マンハッタンの中心であるグランド・セントラル駅から7番線の電車で約20分、イーストリバーを渡ったところにあるクイーンズというボロー(行政区)の中にあります。

(CC) Ingfbruno

チャイナタウンのおすすめスポットは、一口サイズのワンタンが人気のWhite Bear(白熊)。
とても小さい店ですが、地元の老若男女に愛される人気店です。
ワンタン12個にラー油、刻みネギ、ザーサイをたっぷり乗せたWonton with Hot Sauceは5.50ドル。ペロリと完食してしまう一皿は一度試したらリピート必至です。

(CC) Ingfbruno

White Bear(白熊)
135-02 Roosevelt Ave, Flushing, NY

インド:カレーヒル

さて、次は魅惑の文明国、インドへ。

通称「カレーヒル」と呼ばれるリトルインディアは、マレー・ヒルというミッドタウン・イーストの中にあるエリアにあります。マレー・ヒルは30th Streetと42nd Streetの間を中心に広がる地域で、ミドルクラス以上の住民が多く暮らす町です。

(CC) Ingfbruno

カレーヒルのおすすめスポットは、ありとあらゆる調味料が手に入るスーパーマーケットKalustyan’s(カルスティアンズ)。
ニューヨークいちの品揃えといっても過言ではなく、インド料理に使うスパイスのみならず、ハチミツやハーブ、ドライフルーツ、チアシードなどのスーパーフードなども豊富に取り揃えています。
ぐるりと店内を見て回るだけでも楽しいですが、なかなか手に入らないものや欲しかったけど普段は高くて変えなかった食材がお得にゲットできるのでついつい買い込んでしまいます。

Kalustyan’s(カルスティアンズ)
123 Lexington Ave (between 28th & 29th Street), New York, NY 10016

パキスタン:リトル・パキスタン

さて、次はムスリムの国、パキスタンへ。

リトル・パキスタンと呼ばれる地域は、ブルックリンのConey Island Avenue沿いに約1マイルほど広がっており、ニューヨークで生活するパキスタン系アメリカ人の多くがこの地域に暮らしています。

(CC) Ingfbruno

リトル・パキスタンのおすすめスポットは、ムスリム向け料理ハラールを提供するレストランのLahori Chilli(ラホーリ・チリ)。

何も食べても美味しいとの評判で、Kadhai(カダヒ)と呼ばれる煮込みカレーや、ナンの生地を薄く伸ばして重ねて焼いたようなParatha(パラタ)など、日本人には馴染みのないパキスタン家庭料理の種類が豊富です。パキスタン人も大満足の風味豊かな食事を楽しむことができます。食後にはサフラン入りのKashmiri Chai(カシミール・チャイ)をぜひ。

Lahori Chilli(ラホーリ・チリ)
1026 Coney Island Ave, Brooklyn, NY 11230

ギリシャ:アストリア

次は中東を飛び越えて、ギリシャへ。

アストリアはギリシャの移民が多く暮らし発展した街ですが、今ではニューヨークのなかで最も多民族が住む地域として知らせています。大通りを少し歩いてみると、さまざまな国の言葉が耳に飛び込んでくる、賑やかなエリアです。

(CC) Ingfbruno

アストリアのおすすめスポットは、Socrates Sculpture Park(ソクラテス・スカルプチャー・パーク)。

アーティストのサポートや育成を目的に作られたニューヨーク市営の公園です。春から秋口にかけては、アウトドアで行うヨガやカポエラ、屋外映画鑑賞会、ライブやコンサート、民俗芸能のパフォーマンスなど、さまざまな交流イベントが盛りだくさん。

すぐ近くに大型スーパーのコストコがあるので、私は週末に買い物とイベントを楽しんで、公園でのんびり過ごし、夕焼け空を眺めながら帰宅するのがお決まりコースです。

Socrates Sculpture Park(ソクラテス・スカルプチャー・パーク)
P.O. Box 6259, 32-01 Vernon Boulevard, Long Island City, NY 11106

さて、お次は美食家の国、イタリアへ。
と、足を進めたいところですが、この先はまた次回ご紹介します。

次回はギリシャからイタリアへ飛び、スペイン、ガーナ、ブラジル、そして日本へ向かいます。どうぞお楽しみに!

世界一周旅行 in ニューヨーク (前半)