アメリカの小切手(チェック)

更新日:2020年5月7日

日本と異なり、アメリカでは、家賃や光熱費などの支払いに小切手が広く利用されている。
小切手は郵送することができるため、支払先にわざわざ出向く必要がなくなる。また、食料品店やデパートなどでの買い物の際にも現金の代わりに利用でき、アメリカでは使用頻度の高い決済ツールである。

個人小切手 Personal Check

銀行で当座預金口座を開設すると手に入る小切手。
支払先と金額、口座を開いた本人のサインを記入すれば、現金と同様に使うことができる。支払った金額は、後日、銀行の当座預金口座から引き落とされる。
銀行はさまざまなデザインの小切手を用意しているので、自分の好きなものを注文することもできる。口座開設時に数冊付いてくる。

小切手(パーソナルチェック)の発行の仕方

例:43.25ドルをAT&Tに支払う場合

小切手の発行には、次の要件を満たすことが必要である。

  1. 小切手発行日(月/日/年)の記入
  2. 支払い先の記入(英字で)
  3. 支払い金額の記入
  4. 署名(サイン)

※署名(サイン)は口座開設時に登録した署名と同じ署名で行うこと。万が一、署名の照合ができない場合は不渡りとなり、銀行によっては手数料が課せられてしまうので注意。銀行窓口でサインの変更手続きをすることも可能

※口座番号が書かれた小切手に自分で大きく“VOID”(無効)と書いたものをVoidチェックという。自動口座引き落としの手続きの際などに、Voidチェックの提出を求められることがある

支払い保証小切手 Certified Check

銀行によって支払いが保証された個人小切手。
車や不動産などの高額の取引の際には個人小切手では信用度が低いため、支払い保証小切手がよく使われる。利用の際は銀行の窓口へ直接出向き発行してもらう。
手数料は5〜10ドル程度。