【ニューヨーク公共交通機関】地下鉄編(サブウェイ)

全米屈指の規模を誇るニューヨーク市の地下鉄は27本のラインからなり、スタテンアイランドを除く市内全域の472駅を結びながら365日、24時間運行している。各路線にはそれぞれ、abc123といったアルファベットや数字の名前が付けられており、そのルートによって10のグループに色分けされている。マンハッタンの2nd Ave沿いを走るqラインは、将来的には125th Stまで延びる予定。

マンハッタンの14th Stを走り、ブルックリンの繁華街であるウィリアムズバーグや近年人気が高まっているブッシュウィックに延びるlラインは大規模なトンネル修復工事のため、2019年4月に間引き運転を開始。間引き運転は15 〜18ヵ月の予定。

基本的にラッシュ時は2 〜5分おき、日中は10 〜15分おき、夜中は20分おきに運行。いくつかのラインは週末運行していなかったり、ルートが変わったりすることもある。

また、イベントや事故、駅の工事などの影響により急行が各駅停車になることやその逆もあるため、車内アナウンスを聞き、貼り紙を注意して見ること。

料金

①1回券(Single Ride Ticket)3ドル

②メトロカード

・プリペイド式(Pay-Per-Ride)5.50ドルから購入可

5.50ドル以上購入するかチャージすると5%のボーナスが加算される。乗車1回2.75ドルに割り引かれる。地下鉄からバスへの乗り換えが2時間以内であれば運賃は1回分で済む。

・乗り放題(Unlimited Ride)7日間33ドル、30日間127ドル

カードの新規購入は1ドルの手数料がかかる。有効期限が切れたら期間または料金をチャージして繰り返し使える。 メトロカードは駅の窓口や券売機で購入でき、タイムズスクエアなど一部のハブ駅に設置されている券売機は日本語が選択できる。券売機はお釣りの上限が9ドルなので要注意。クレジットカードで購入する場合はZip Code(郵便番号)を入力し、請求先がアメリカ国外の場合「99999」とする。

利用方法

進行方向によって入口が分かれている駅は、Uptown、Downtown、Manhattan、Brooklynなど行き先の表記がある。その他の駅は駅構内で確認できる。メトロカードを改札口の読み取り口にスライドさせて、「GO」サインが出たら回転バーを押して入る。「Please Swipe Again」と出たら、読み取りに失敗しているため再度スライドさせる。「Swipe Again at this Turnstile」と出たら、同じ改札機でスライドし直すこと。プリペイド式は、他の改札機を使うとさらに運賃が引かれてしまうので要注意。改札を通る際に乗り放題の場合は有効期限、プリペイド式の場合はカード残高が表示される。

▶乗り換え

乗り放題は基本的に乗り換え自由だが、使用後18分以内は同じ駅、同じバスルートでの使用は不可。乗車券(カード)の種類にかかわらず、改札から出ない限り、何回でも乗り換えることができる。

▶メトロカードに問題があった場合

万が一メトロカードが読み取れないなどの問題があり返金を希望する場合には、レシートが必要になるため、レシートは必ずとっておくこと。

待望のタッチ式改札

2019年5月、ニューヨークの地下鉄(MTA)に待望のタッチ式改札システム「OMNY」が導入された。モバイルウォレットまたは、非接触型決済機能が付いたデビットカードやクレジットカードをかざすだけ。機能付きカードは金融機関で受け取れる。

 

専用アプリ MYmta

 市内の地下鉄とバスの「オンタイム」時刻表が分かるMTAのオフィシャルアプリ。これで、いつ来るか分からない苦痛な待ち時間ともおさらば。

 

MTA ニューヨーク・シティー・トランジット(地下鉄・バス)

MTA New York City Transit

Tel 511(NY 市内/音声案内)

(877) 690-5116