【ニューヨークの住宅エリア情報】マンハッタン・アップタウン

ニューヨークはマンハッタン、アップタウン内のエリア別の特徴をご紹介します。ニューヨークでどこに住むか迷ったら、ぜひ読んでみてください。

※番号は下のマップに対応
※家賃相場はあくまで一例

マンハッタン住居エリアマップ

⑯アッパーイーストサイド Upper East Side

セントラルパークの東側、59丁目と96丁目の間。古くからの超高級住宅街で、5番街、パークアベニュー、マディソンアベニューなどのコープは入居審査が非常に厳しい。公立校のレベルが高く、私立校も多くある。レノックスヒル、カーネギーヒル、ヨークビルと呼ばれる高層コンドミニアムが並ぶエリアに日本人が比較的多く住む。マディソンアベニューからハドソン川沿いに向かうほど雰囲気は庶民的になり、グロッサリーストア、レストラン、ブティックなどが密集している。72丁目以北のヨークアベニュー周辺、ヨークビルと呼ばれるエリアは地下鉄Qラインの開通により便利になった。また86丁目の地下鉄駅付近はH&M、ベストバイ、ホールフーズなどの大型チェーンが並び、活気がある。

ドアマン付ビルの1ベットルーム4,000ドル~

⑰アッパーウエストサイド Upper West Side

市民の憩いの場セントラルパーク

セントラルパークの西側、59丁目と110丁目の間。アッパーイーストサイドのWASP(ホワイト・アングロサクソン・サバーバン・プロテスタント)中心のコープを嫌ったユダヤ系裕福層が住み始め、現在はアーティストや若い実業家などが増えた。リンカーンセンター周辺のリンカーンスクエアにはモダンな高層アパートが多い一方、72丁目以北はダコタハウスをはじめとする戦前の建物が多い。セントラルパークとリバーサイドパークに挟まれるコロンブスアベニュー、アムステルダムアベニュー、ブロードウェイ沿いにはレストランやカフェが軒を連ねる。地下鉄が 2 本走っているため交通の便が良く、市場に出る物件は不足気味。ハドソン川沿いの72丁目以南はトランプ氏が開発した地域。開発はさらに南下し、リバービューのコンドミニアムや賃貸アパートが並び、公園や桟橋、バイクレーンが整備されている。

ドアマン付ビルの1ベッドルーム4,000ドル~

⑱ハーレム Harlem

125丁目を中心とするハーレムは西側がウエストハーレム、東側がイーストハーレム。ウエスト側はスターバックス、オールドネイビー、H&M、ホールフーズなどのチェーン店が進出するなど急激に再開発が進み、夜間でなければ危険な雰囲気はほとんどない。アポロシアター周辺は観光客でにぎわっている。ウエストインディアン系のアフリカ系アメリカ人が多く住み、近年は若いクリエーター、アーティストや白人が流入し、家賃は急騰している。プエルトリコやコロンビア系の移民など、ヒスパニック系が多いイースト側を通称「スパニッシュハーレム」と呼ぶ。かつて危険地帯の代名詞だったが、ターゲットやコストコなど大型チェーンが進出し、イースト側同様、近年治安が改善されつつある。コンドミニアムや賃貸ビルが増え、家賃は決して安くない。

ドアマンなしビルの1ベッドルーム2,000ドル~

⑲ワシントンハイツ Washington Heights

ハーレム川とハドソン川の間、小高い丘に広がる地域。地下鉄の急行が止まるため交通の便が良く、歴史的建造物や公園が近くにあるなど好環境。ハドソン川やダウンタウンが望める広い物件をマンハッタンの他地域より安価な家賃で手に入れることができるが、犯罪率は高く治安面に問題がある。スパニッシュやアフリカ系が多く住み、ドミニカ系の大きなコミュニティーがある。

ドアマンなしビルの1ベッドルーム1,800ドル~

⑳ハドソンハイツ&インウッド Hudson Heights / Inwood

マンハッタンの最北端に位置する、チューダー様式の建物が多く立つ閑静な住宅街。公園に囲まれ緑豊か。フォート・トライオン・パークの南側、マンハッタン島で一番標高の高いハドソンハイツ側のエリアは西にハドソンリバーとニュージャージーの森、南にミッドタウンの摩天楼を見渡すことができる。1990年代半ばからウエストビレッジの家賃高騰を逃れて、音楽や劇場関係者、アーティストなどが多く移り住んで来たため、しゃれたレストランやカフェなどが増え、現在の家賃高騰につながっている。

ドアマンなしビルの1ベッドルーム1,900ドル~