2025年秋、NY州で初めての「Inflation Refund Check(インフレーション返金チェック)」が発行されます。
これは、近年の物価上昇によって支払った消費税(sales tax)への補填として、多くの州民に対し一時的な給付金が支払われる制度です。
申請不要で、自動的にチェック(小切手)が郵送されるこの制度。この記事では、対象者・金額・受け取り時期に加え、よくある質問(FAQ)まで詳しくご紹介します。
✅ インフレーション返金チェックとは?
インフレーション返金チェック(Inflation Refund Check) は、2025–2026年度のNY州予算に基づいて導入された新制度。
過去1年での物価高騰の影響を受けたニューヨーカーの負担軽減を目的とし、800万人以上に$150〜最大$400の返金が行われます。
✅ 対象者は?【2023年度の税申告内容が基準】
次の3つすべてに当てはまる人が対象です:
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2023年度のForm IT-201(New York State Resident Income Tax Return)を提出している
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所得が基準額内(下表を参照)
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他人の扶養に入っていない(dependentではない)
✅ 返金金額はいくら?
所得額と申告ステータスにより、以下の通りです:
申告ステータス | 2023年の所得額 | 返金額 |
---|---|---|
単身(Single) | $75,000以下 | $200 |
単身(Single) | $75,001~$150,000 | $150 |
夫婦合算(Married filing joint) | $150,000以下 | $400 |
夫婦合算(Married filing joint) | $150,001~$300,000 | $300 |
夫婦別申告(Married filing separate) | $75,000以下 | $200 |
夫婦別申告(Married filing separate) | $75,001~$150,000 | $150 |
世帯主(Head of household) | $75,000以下 | $200 |
世帯主(Head of household) | $75,001~$150,000 | $150 |
配偶者を亡くされた方(Qualifying surviving spouse) | $150,000以下 | $400 |
配偶者を亡くされた方(Qualifying surviving spouse) | $150,001~$300,000 | $300 |
✅ チェックの受け取りはいつ?
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発送開始:2025年9月末~
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順次数週間かけて郵送
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配送順は 地域やZIPコードに関係なくランダム
※郵便の都合で受取時期がご近所と前後する可能性があります。
※NY州税務局では配送状況の確認はできません。
✅ よくある質問(FAQs)
Q1. 自分が対象かどうかを確認する方法はありますか?
→ 現時点ではオンライン確認ツール等はありませんが、2023年度のForm IT-201を提出し、上記の所得基準を満たしている人は高い確率で対象になります。
公式情報: NY State Inflation Refund Checks
Q2. 申請は必要ですか?
→ 不要です。 対象者には自動的に小切手が郵送されます。
Q3. 小切手はどこに届くの?
→ 2023年度の税申告で使用した住所宛に送られます。
住所変更があった方は、下記リンクから届け出ましょう:
住所変更はこちら
Q4. 配送状況は確認できる?
→ できません。 税務局のカスタマーサービスに連絡しても追跡情報の提供はありません。
チェックは順次送られるため、気長に待ちましょう。
Q5. 詐欺に注意すべき?
→ 要注意! NY州から次のような連絡が来ることはありません:
-
銀行口座やカード情報の入力を求める
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チェック受取に「確認料」や「手数料」が必要と言う
実際のチェックは紙の小切手で郵送されるのみ。 不審な連絡が来たらスルーしてください。
Q6. 返金は課税対象?
→ 現時点では未発表です。今後の公式発表に注目しましょう。
まとめ:ポストをしっかりチェックしよう!
2025年秋、申請不要で受け取れる一時給付金として注目される「インフレーション返金チェック」。
NY州内に住む多くの人が対象になる可能性があり、最大$400の支給は家計の助けになります。
住所が変わった人は必ずアップデートを、そして9月末以降はポストをこまめにチェックしておきましょう!
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