話題のマジックショーがブロードウェイにカムバック! イリュージョニスト マジック・オブ・ザ・ホリデー

2014年のブロードウェイデビュー以来、ツアー・マジック・ショーとして世界的に大ヒットし、過去4シリーズで27万6,000人を動員してきた「イリュージョニスト」。従来のマジックとは一線を画すクオリティの高さはまさに異次元レベルであり、見たことのない華麗で斬新なトリックで多くの人を虜にしてきた。

そんな大人気の「イリュージョニスト」が、今年もブロードウェイに帰ってきました!
今シーズンで5回目を迎え、ホリデーシーズンの恒例ショーとしてすっかり定着してきましたね。

一言にマジックと言っても、こちらの出演者は全員世界レベルの凄腕たち。スケールが違います。
驚きだけでなく、ときにスリリングで感動もあり。他では見ることのできないエンターテイメントショーに、終始目が離せません。

まずは、今シーズンの出演者を紹介します。

★クリス・コックス - メンタリスト

少年のような愛らしいキャラとは裏腹に、かなり鋭く「心を読む」。そんなことまで!?と思うような情報まですべてお見通し (photo: The Illusionists)

「心を読めないマインドリーダー(mind reader who can’t read mind)」を自称。BBC放送の「クリス・コックス、心の揺れ動く魔法」「キラーマジック」に出演。これまでにロンドンのウエストエンドや、シドニーのオペラハウスで公演し、75万人以上を動員した。「エディンバラ・フリンジ・フェスティバル」では、英国とニュージーランドでのショーの演出を担当した。「BBCミュージックアワード」ではワン・ダイレクションと共演。その他、「アメリカズ・ゴット・タレント(NBC)」「ヘストン・ブルーメントール・レシピー・フォー・ロマンス(Channel 4)」「ナウ・ユー・シー・イット(BBC One)」「ハウ・TV・チェンジ・マジック・アンド・メンタリスト・リビールド(チャンネル5)」「シークレット・オブ・スター・ウォーズ(BBC iPlayer)」「The Project(チャンネル9オーストラリア)」などに出演。

http://magiccox.com/

★ポール・ダベック - トリックスター

観客を笑わせる話術はピカイチ。パフォーマンスはまるでコメディーショーだが、エンディングは驚きの連続 (photo: Joan Marcus)

 

イギリスを代表するトップエンターテイナーの1人。BBC TV、ロンドンのウエスト・エンド、ラスベガスなど、6大陸で公演を行ってきた。熟練のマジシャン、コメディアン、俳優でもあるダベックのスキルは、批評家も絶賛。NPOマジック振興団体の「マジックサークル」や「インターナショナル・ブラザーフッド・オブ・マジシャンズ」などがその才能を認め、「ヤング・マジシャン・オブ・ザ・イヤー」を授与した。テンポの速いダイナミックなテクニック、機知に富んだユーモア、演劇的なセンスの高さで観客を魅了する。

http://pauldabek.com/

 

 

 ★ケビン・ジェームズ - インベンター

丸メガネに白衣をまとったベテランのマジック博士。人体実験も空から雪を降らすのもお手の物 (photo: Joan Marcus)

幼い頃、初めて見たマジックのパフォーマンスに衝撃を受け、マジシャンになることを決意。ジェームズのパフォーマンススタイルは従来のものと異なり、ユニークなコメディとマジックを融合。その斬新なアプローチが評判となり、世界各地のシアターでメインパフォーマーとして出演し、さらに89ヵ国でテレビ出演した。他にも、ラスベガスのカジノ、パリのクレイジーホース、モナコ王室、バーレーン王室、ドバイのスルタン王室、ホワイトハウスでオバマ大統領への御前上演なども行った。2004年、ハリウッドの「マジカルアーツ・アンド・サイエンス・アカデミー」から「クリエイティブ・フェローシップ」賞を受賞。地球上で最もユニークなショーを創造し、大人たちに子どもの頃のような、純粋な喜びと驚きを感じさせることを目指している。 http://www.kjmagic.com/

★エンゾ・ウェイン - アンフォゲラブル

フランス人のイケメンマジシャン。得意分野は瞬間移動。甘いトークで女性ファンはメロメロ (photo: Joan Marcus)

わずか11歳でマジックショーを行ったウェイン。印象的な幻想をより大規模に上演したいと考え、自分のトリックを構築するため、研究に励んだ。1年間エンジニアリング学び、計画を立て、アイデアを紙に書き、力学と電気工学を理解した他、心理学と超常現象にも興味を持つ。「フランス・ゴット・タレント」でのパフォーマンスでは、観客と審査員に、その想像力と成熟度の高さを見せつけた。数年後には、ルプラス・グランド・キャバレー・デュモンドの観客を魅了。これらの名声が、ヨーロッパで最も権威のあるイベントや、最大の国際フェスティバルへの扉を開く。以来、ウェインは「マジックの新星」として高く評価されている。2013年、「フランス・ゴット・タレント」に戻り、テレビで初めてヘリコプターをステージに登場させ、審査員と観客を再び圧倒。2015年、26歳でカジノ・ドゥ・パリの舞台に立ち、ショー「ビヨンドイリュージョン」を初演。新たな出発点となった。

http://www.enzo-illusion.com/

 

 

。。。と、このように華麗な経歴の持ち主たちがずらりと並びます。この4人だけでも十分圧倒されますが、今シーズンはさらに、「アメリカズ・ゴット・タレント」で2019年度セミファイナリストまで進出したドム・チェンバースとエリック・チェンが加わり、超豪華メンバーでお届けします!

2人のプロフィールはこちら。

★ドン・チェンバース - ショーマン

何もないところから次々にビールが。。。一体どうなっているの!? スマホを使ったマジックは新世代ならでは (photo: Joan Marcus)

2019年「アメリカズ・ゴット・タレント」セミファイナリスト。母国オーストラリアで開催された世界最大規模の演劇祭「アデレードフリンジ」でのベストマジック賞など、国内外で受賞歴のあるマジシャン兼コメディアン。モダンなマジックやバイラル動画、芸術的なライブ・パフォーマンスで知られる。チェンバースのインターネット動画は1億回以上観覧されており、その「魔法」は、アメリカやオーストラリアの主要なテレビ番組などでも紹介。国際的な人気テレビシリーズ「ペン&テラー:フールアス!」に登場した初のオーストラリア人マジシャンであると同時に、オーストラリア人として初めて「アメリカズ・ゴット・タレント」の準決勝に進出した。 チェンバースのワンマンショー「ランドム」は高く評価され、2019年、アデレード・フリンジで名誉ある「ベストマジックショー」賞を受賞した。
https://www.dominicchambers.com/

★エリック・チェン 「マニピュレーター」

滑らかな手つきでさらりと凄技をこなすあたり、さすが。次から次へと変化するので、まばたきできない! (photo: Joan Marcus)

2019年「アメリカズ・ゴット・タレント」セミファイナリスト。マジック界の新星。台湾で生まれアメリカで育ち、世界中を旅し、現在は北京在住。チェンのマジックへの興味は、高校時代に端を発する。大学1年生の時、失恋したことがきっかけで、うつ病に。他人との接触を一切断ち、半年近く自分の部屋に引きこもったチェンは1日8時間練習し、手品の達人になった。その後、大学を中退してプロのマジシャンになることを決心し、2016年、中国でキャリアをスタート。2018年、マジックのオリンピックといわれる大会「FISM」の「マイクロマジック」部門で優勝。同部門でトップに立った初のアジア人となった。翌年、「アジアズ・ゴット・タレント2019」でグランプリを獲得したことで世界中が注目。チェンは「世界中で私のマジックを披露したい。私のマジックの物語と希望が、みんなに驚きと、子どものような好奇心をもたらすことを望んでいます」とコメントを残している。

 

 

 

 

いかがでしょう。みんなただの「マジシャン」ではありません。

メンタリストにショーマン、マニュピュレーター。。。これら「最強」のメンバーが見せてくれるのは、カードマジックやマインドリーディングから、瞬間移動や人体切断!? まで実にバラエティ豊か。目の前で繰り広げられるマジックの数々に、度肝を抜かれること間違い無しです。

また、高いエンターテインメント性も「イリュージョニスト」が毎年興行記録を塗り替えている理由の1つ。
出演者たちはマジックだけでなく話術のクオリティも一流。ジョークを交えたトークや愛情のある「お客さんいじり」に、会場全体が笑いに包まれることでしょう。

「イリュージョニスト マジック・オブ・ザ・ホリデー」は2020年1月5日(日)まで。
過去に見たことのある人も未体験の人も、さらに進化した今シーズンのショーをお楽しみください。

 

photo: Kathy Kemmizaki

チケットインフォメーション

11月29日(金)~2020年1月5日(日)
会場:Neil Simon Theatre
250 West 52nd Street
Tel: 212-757-8646
https://www.ticketmaster.com

パフォーマンス・スケジュール

■12月2日〜12月15日 (8公演)
通常公演(所要時間2時間)
火・木:7pm
金:8pm
土:3pm / 8pm
日:3pm
ファミリーマチネ (所要時間90分)
土・日:11am

■12月16日〜12月22日 (9公演)
通常公演 (所要時間2時間)
火・木:7pm
金:8pm
土・日:3pm / 8pm
ファミリーマチネ (所要時間90分)
土・日:11am

■12月23日〜12月29日 (16公演)
通常公演 (所要時間2時間)
月・木~日:3pm / 8pm
水:7pm
ファミリー・マチネ (所要時間90分)
月・木~日:11am

■12月30日〜2020年1月5日 (13公演)
通常公演 (所要時間2時間)
月・木〜土:3pm / 8pm
水:7pm
日:3pm
ファミリー・マチネ (所要時間90分)
月・土・日:11am