ニューヨーク州での運転免許の取得

渡米したらまず行いたい、運転免許証の取得。
ここでは、ニューヨーク州での運転免許を取得する際の、最も一般的なクラスDの取得方法についてご紹介します。
面倒な運転免許関連の手続きもこれで問題なし!


【監修】
フジ・ドライビング・スクール
大塚 豊
 

 

運転免許取得の準備

運転免許の取得年齢

18歳以上(Junior Permitは16歳以上)
※18歳未満は保護者の承諾が必要

運転免許取得の必要書類

・パスポート

・観光ビザ以外の有効なビザ

・ソーシャル・セキュリティー・カード(取得不可能な場合は、ソーシャル・セキュリティー・オフィスに行きレターを取得)

・7点分の身分証明書

※点数制。次に挙げる各証明書の点数の合計が7点になればよい。1点は必ず名前と生年月日、もう1点は名前と署名が記載されたものでなくてはならない

<身分証明書の点数>

  • NYノンドライバー ID(写真付き)…6点
  • U.S. パスポート…4点
  • 日本のパスポート(有効なビザ付)またはグリーンカード…3点
  • 他州またはカナダの免許証…2点
  • ソーシャル・セキュリティー・カード…2点
  • 大学の写真付き学生証と成績証明書…2点
  • 結婚、離婚証明書…2点
  • コンピューターで記載された給料明細書または名前入り社員証…1点
  • 銀行発行のATMカード、明細書、支払い済み小切手、クレジットカードのなかからひとつ…1点
  • 住所が記載された公共料金の請求書…1点
  • 署名入り健康保険カード…1点
  • W-2フォーム…1点

受験料

65ドル前後(金額は年齢、免許の種類によって異なる)。
支払いは現金、小切手、マネーオーダー、またはクレジットカードで受け付けている。
※ニューヨーク市、ウエストチェスター、ナッソーなどのエリア居住者は、メトロポリタン・コミューター・トランスポーテーション・ディストリクト(Metropolitan Commuter Transportation District : MCTD)料金が加算されるため、73.25〜77.50ドルになる

運転免許の取得試験

筆記試験

まずは最寄りの陸運局(Department of Motor Vehicle: DMV)に行き、筆記試験を受ける。予約はウェブサイトから可能。DMV発行のDriver’s Manualのなかから交通全般に関する問題が20問出題され、そのうち14問正解すれば合格。
筆記試験のあと、視力検査が行われる。両目で0.5以上の視力が必要(眼鏡、コンタクトレンズ可)。色盲検査はない。  
合格すると、仮の運転練習許可証(Interim Permit)が発行される。これは、21歳以上の米国の運転免許所持者が同乗した場合の路上練習のみ有効。
後日郵送されてくる写真付き運転練習許可証(Learner’s Permit)を持参することで、初めて路上試験、5時間講習(Pre-Licensing Course)が受けられる。

日本語で筆記試験が受けられるマンハッタン内のDMV

Tel (518) 486-9786(共通)

Lower Manhattan Office

11 Greenwich St (bet Morris St & Battery Park Pl)
月∼金 8:30-16:00

Midtown Manhattan Office

366 W. 31st St (bet 8th & 9th Aves)
月∼金 8:00-18:00

Harlem Office

159 E. 125th St, 3rd Fl (bet 3rd & Lexington Aves)
月∼水・金 8:30-16:00 木 10:00-18:00

※筆記試験が受けられる時間は、開館時間から閉館30分前まで。
上記以外のDMVは下記DMV officesを参照

学科講習

運転練習許可証を取得した後、自動車学校(Driving School)で5時間の学科講習(Pre-Licensing Course)を受ける。講習後に修了証が発行される。
自動車学校は、イエローページの“Driving Instruction”の項目で探すことができる。日本語で講習をしている自動車学校もある。

路上練習

日本では教習所に通うのが一般的だが、アメリカでは家族または友人の車を借りて路上練習をするのが一般的。その際、アメリカの免許保持者が同乗していなくてはならない。同乗者の免許は練習する車を運転できる免許(クラスDの車で練習する場合、クラスDの免許)でなければならない。

路上試験

予約

路上試験(Road Test)を受ける際は、事前に予約が必要。Tel (518) 402-2100、またはDepartment of Motor Vehiclesにて路上試験の予約をする。
予約の際、運転練習許可証と5時間講習の修了証に記載されている番号を伝える。  
予約は常に混んでおり、申し込んでから通常3〜10週間待たされる。

試験当日

試験当日は運転練習許可証と5時間講習の修了証を必ず持っていくこと。
日本とは違い試験場に車は用意されていないため、自分で用意した車を指定された場所に持ち込む。ただし、車を持ち込む際は21歳以上の免許保持者の同行が必要。この場合、同行者が試験に使う車を運転できる免許を持っていれば、他州の免許保持者でも構わない。試験に使用する車の登録証、保険証、車検証などの書類が揃っていなかったり、車に故障があったりすると、受験できなくなるので、事前の準備は万全に。  
民間の自動車学校では、路上試験の予約代行から試験場への同行などのサービスを用意している。この場合は自分で車を手配する必要はない。  
試験は約10〜15分。
試験中は同行者が車に同乗することはできない。

合否の結果/通知

合否はその場でわかり、合格の場合は試験後90日間有効の仮の免許証(Interim Driver License)が発行され、正式な免許証は4週間以内に送られてくる。
正式な免許証が届くまでは、常に運転練習許可証を携帯すること。  
不合格の場合は、もう1度路上試験にチャレンジできる。2回以上落ちた場合はDMVに行って10ドル支払う。

他州からの切り替え手続き

他州からニューヨーク州に移り住んだ場合、住居が決定してから30日以内に運転免許証をニューヨーク州発行のものに切り替えなければならない。
ただし、切り替え手続きができるのは、他州での免許が交付されてから6ヵ月以上経過している場合のみ。それ未満の場合は、筆記・路上試験とも受け直しとなる。

必要書類

  • 他州の免許証(写真付き交付日記載。交付日が記載されていない場合は、免許を交付した州の陸運局に交付日を証明するレターを作成してもらう)
  • ソーシャル・セキュリティー・カード(取得不可能な場合は、ソーシャル・セキュリティー・オフィス発行のレターを用意する)
  • 身分を証明する書類2点(前ページの身分証明書の点数を参照)

申請料、登録料ともに52〜55ドル前後(金額は年齢、免許の種類によって異なる)を用意し、最寄りのDMVにて手続きを行う。
視力検査を行い、写真と署名を登録する。
問題がなければすぐに臨時免許証が発行され、後日免許証が郵送される。

免許の更新

クラスD、M、およびDMライセンスはの更新は8年ごと。ただし、初めてニューヨーク州の免許を取得する場合、最初の更新までの期間は5年である。  
更新手続きは、免許証が失効する45〜60日前に郵送されてくる更新用の申請書類が届いてからでもいいが、失効日の1年前からであればいつでも更新できる。  

手続きは、郵送か最寄りのDMVまたはオンラインで行う。
郵送の場合、必要事項を記入した申請書(Form MV-44)、検眼医に記入してもらった視力検査書(Form MV-619)、更新料(小切手またはマネーオーダー)を同封されてきた封筒を使って送る。
DMVで行う場合は、申請書類と免許証を提出し、DMVで視力検査を受けて手続きをする。
オンラインの場合は検眼した医師の登録番号を入力する必要がある。

更新料はクラスDとDJが64.50ドル、クラスMとMJが72.50ドル、クラスA、B、Cが164.50ドル。
なお、失効してから2年以上経過した場合は再受験となる。

DMV(免許更新・車両登録専用) License X-Press Office

145 W. 30th St (bet 6th & 7th Aves)
月∼金 8:30-16:00

住所変更

住所変更届は、転居してから10日以内にDMVに提出しなければならない。
手続きは、DMVオフィスに出向くか、郵送または電話で行う。
変更後は、免許証の裏側の余白に新住所を記入しておく。

手数料は無料。ただし、新住所が記載された新しい免許証の発行を希望する場合、郵送や直接オフィスで手続きしたときは17.50ドル、電話で手続きしたときは22.50ドル(新しい書類代17.50ドル+電話手数料5ドル)を支払わなければならない。  

ちなみに、オフィスや郵送で住所変更の手続きをする場合、MV-232という書類を提出するが、新住所が載っている免許がほしい場合は、MV-232の所定のチェックボックスにチェックしなければならない。チェックがないと手数料を支払っても新しい免許証は届かないので要注意。

Department of Motor Vehicles (DMV)

Tel (518) 486-9786(共通)

各種書類は最寄りのDMVオフィスでピックアップするか、ウェブサイトからPDFファイルをダウンロードできる。