ニューヨーク便利帳の編集部が総力取材!2017年12月に訪れた本当においしいレストラン

ニューヨーク便利帳ウェブサイトをご覧のみなさま、明けましておめでとうございます!

2017年も1年間、ニューヨークのおいしいものを平らげてきた編集部。
今回は2017年12月に行ったレストランの中から、おすすめを厳選してご紹介します!

The Meat Hook at Threes Brewing ー Editor 上田

Dry Age Burger & Hot Fried Chicken Sandwich

Threes Brewingはゴワナスにある、広々としたタップルームにガーデンスペースもあるこだわりのブリュワリー。ここでバーフードを提供しているのが、イースト・ウィリアムズバーグにあるThe Meat Hook。ブリュワリーのバーフードとあなどることなかれ、The Meat Hookはアップステートにある牧場で大切に育てられた上質肉を中間業者を省きできる限り安く提供するこだわりのブッチャーショップ(お肉屋さん)です。私は友人とシェアしようとDry Age Burger(17ドル)とHot Fried Chicken Sandwich(11ドル)の2皿をオーダー。バーガーはとにかくジューシーで、上質な肉汁の旨味がバンズに染み込み、美味しいところをすべて残さずたいらげられます。フライドチキン・サンドイッチはピリ辛で、味がよく染み込んだ衣のしっとりしたフライにマヨが辛んで、ビールとの相性が抜群の◎。タップビールも30種類以上揃っているので、長時間いても延々と話が尽きない夜となってしまうこと請け合いです。

The Meat Hook at Threes Brewing ー 333 Douglass St, Brooklyn


Gotham Bar and Grill ー 吉田 仁

Yellowfin Tuna Tartare

ユニオン・スクエアにある名店、ゴッサムバー&グリル。ここ最近は新鋭レストランの陰に隠れて話題にもならないが、お店の雰囲気、客層、サービス、料理の味は洗練されている。5点満点のうち4点。但し、デザートはバリエーションが少なく今ひとつ。カウンター越しにお酒だけ飲みに行く人もいるらしい。僕のオススメは、写真のツナタルタル、Yellowfin Tuna Tartare(26ドル)。お洒落して一度は行って欲しいお店である。

Gotham Bar and Grill ー 12 E. 12th St (bet 5th Ave & University Place)


Dominique Bistro ー Editor 小林

Rosted Red Beets

ウエストビレッジに位置するとびっきりオシャレで雰囲気の良いビストロ、Dominique Bistro。グリーンの観葉植物がたっぷりとデコレーションされた外観はインスタ映えもバッチリで、通り過ぎる人も思わず立ち止まりカメラを向けるほど。周りにはジャズバーが多く、ライブの開始まで時間を潰すために入りました。
刺すように寒い夜だったので、身体を暖めるためにまずは赤ワイン、そのお供にRosted Red Beets(15ドル)をチョイス。大きめにカットされたレッドとゴールドのビーツがゴロゴロ入っていて、まろやかなアボカドと爽やかなグレープフルーツ、コリッとした食感のひまわりの種と癖の強いゴートチーズをまとめて口に放り込みます。ポーションは小さめなので、Butternut Squash Veloute(15ドル)のスープ、スズキのBranzino Papilotte(22ドル)、鴨のDuck Breast(24ドル)、デザートにはりんごタルトのTarte Tatin(10ドル)と、フルコースでいただきました。

Dominique Bistro ー 14 Christopher St (at Gay St)


Boodles Gin ー Editor 上田

Gin

この日は、今夏にソーホーにオープンしたロンドン発紳士服ブランドのDrake’s店内で、同じく英国セントジェームス発ジンのBoodlesとタッグを組んだプロモーションイベントに潜入。ニューヨークを代表する3人のバーテンダーが、Drake’sが新しく展開する「バーテンダーシャツ」を着て、Boodlesを使ったオリジナルカクテルをサーブするというハイソな企画にうっとり。でも、実をいうと私はジンが苦手。あの独特の匂いに若い頃にジントニックで悪酔いした思い出が蘇るので、避けていたスピリッツだったのです…。しかし、この日はせっかくだからと恐る恐るトライしてみたら、ハマりそうな予感。とくにプラザホテル内のバー、Palm Courtが誇る名物バーテンダー、James Meniteさんが作った、ローズマリーを差したマティーニグラスになみなみ注がれた、ジンが主役のカクテルは格別でした。ローズマリーの青々とした爽やかな香りに、オレンジビターとベルガモットのリキュールをほんの少しくわえることでさらにアロマ豊かな香りが増し、クイクイと飲み進んでしまう美味しさ。私の記憶が正しければ3杯ほどいただきましたが、蒸留酒だから次の日も体に酒が残らず、大満足。ジンに開眼した夜となりました。

Boodles Gin ー Plaza Hotel, 768 5th Ave (at Central Park S.)


Marea ー 吉田 仁

Astice

コロンバスサークルにあるシーフード中心のイタリアンレストラン、Marea。コンテンポラリーな店内はとてもお洒落な雰囲気だが、場所柄、旅行者も多く客層は今ひとつ。料理は5点満点のうち2.5点。料理の味は全体的に濃い目でデザートも甘め。写真はシーフードサラダのAstice(32ドル)。お皿の盛り付けはお洒落だが味は何処にでもありそうな特別感は無い。一度行けばリピートはしない。2009年にオープンした有名店ではあるが、その良さが僕には分からなかった。

Marea ー 240 Central Park S. (near Columbus Circle)


Tonchin(屯ちん) ー General Manager 阿部

Classic Tokyo Tonkotsu Ramen

2017年秋にオープンしたコリアタウンにある豚骨系のラーメン屋、屯ちん。東京は池袋のラーメン屋が満を持してマンハッタンに上陸。ここのお店はラーメン屋というよりも、ラーメンがあるモダンなレストランという感じの店内。Pan-Fried Ginger Gyozaは1枚(4個)で10ドル、店イチ押しのClassic Tokyo Tonkotsu Ramenは16ドルなので相場と比べると若干高めという印象。マンハッタンに数ある豚骨系のラーメン屋の中でも、比較的スープはあっさりかつまろやかなのでついつい飲み干してしまうほどでした。東京の店舗のように、おろしにんにくが置いてあればなおよし。

Tonchin(屯ちん) ー 13 W. 36th St (bet 5th & 6th Aves)


Pasta Flyer ー Editor 上田

Organic Fuslli with Basil Pesto Sauce

友人と明るいうちから飲んだ結果、小腹が空いたねと、グリニッジビレッジあたりで夕食難民となってしまった週末の夜。そこで彼女が提案してくれた、本格パスタのファストフード店、Pasta Flyerをトライしてみることに。ニューヨークいちの高級イタリアンレストラン、Del Postoで経験を積んだシェフによる11月にオープンしたばかりの店。入ってみるとDel Postoとは大きく違ったそのカジュアルな店構えにびっくり。Spaghetti & Meatballsがイチオシらしいですが、バジルに目がない私はジェノベーゼ(バジリコ)をチョイス。ミニサラダとドリンクがついて、Eat Your Greensは11ドルちょっとという破格のお値段。パスタの種類もお好みで選べるのですが、何よりその絶妙のパスタの茹で加減とソースの絡み具合が抜群のプロの技!このお値段でこのクオリティーはマンハッタンではなかなか味わえないと感激ひとしお。帰宅後気になって調べてみたら、以前に便利帳でDel Postoを取材させて頂いた時にお会いしたシェフ、Mark Ladnerさんによるお店だと後から気付きました。ユーモアセンス抜群のとっても素敵な方だったことを覚えていたので、彼の成功を見て、ダブルで嬉しくなりました。

Pasta Flyer ー 510 6th Ave (bet 13th & 14th Sts)


Butter & Scotch ー Editor 小林

The Birthday Cake

甘いデザートが食べたい、でもまだまだ飲み足りない…そんなときはありませんか?そんなワガママを叶えてくれるのが、ブルックリンのクラウン・ハイツにあるButter & Scotch。オーナーもバーテンダーも、スタッフは全員女性。女性による女性のためのデザート&カクテルバーは、まさにスイーツ好きのオアシス。この秋冬のメニューは、過酷な大都会を強くも華麗に生き抜く女性 “Boss Bitches” をテーマに、セックス・アンド・ザ・シティのSamantha Jones(12ドル)の名を冠した、ウォッカとベリーにスパイスがピリッと効いたカクテルや、アルコールとデザートのペアリングが楽しめるMake It Sparkle (14ドル)など、何度も足を運んで試してみたいメニューがずらり。写真はニューヨーク・マガジン誌に「ニューヨーク市のベスト・バースデーケーキ」と言わしめたThe Birthday Cake(6.50ドル)。

Butter & Scotch ー 818 Franklin Ave, Brooklyn


Takumen ー Editor 上田

Spicy Goma-Miso

新店舗乱立による、ラーメン戦国時代はニューヨークでもまだまだ続く模様。なかでもLICにある、イマドキ度ピカイチのTakumenに行って来ました。ここはラーメンを看板にした、居酒屋スタイルの店。まずはご近所LICにタップルームもあるRockaway Breweryのドラフトビールで喉をうるおします。そして、アペタイザーに即決オーダーした、Cauliflower and Bloccoli Pop(11ドル)をツマミに…。塩昆布で和をヒントにした上品な味で、他の料理への期待もグンと高まります!そして、人気メニューのひとつというチキンウィング(12.50ドル)は辛みと旨味のバランスのとれた、立田揚げを思わせるひと皿。固揚げのポテトチップスをワカモレにディップして食べるSecret Guacamoleはアートな盛り方で、粗塩とレモンがサイドに乗って、お好みで塩気と酸味をプラスできる工夫がニクい。そしてスシロールにはチョット変わり種のYakiniku BBQ Roll(17ドル)をピック。ステーキのように厚切りの和州牛のカルビを巻いた、肉好きも納得する贅沢な味。そして、アペタイザーを頼み過ぎてお腹いっぱいになりかけていた我々ですが、シメのラーメンは別腹、Spicy Goma-Miso(17ドル)をチョイス。人数分に分けたミニ丼でサーブしてくれた気遣いが、とってもうれしかったです。食後は満腹の重たいお腹でも歩いて行ける距離にあるHunters Pointへ。ここでマンハッタンの百万ドルの夜景を見て、目にもお腹にも大満足となりました!

Takumen ー 5-50 50th Ave, Long Island City


Hatsuhana(初花) ー Marketing Manager 川尻

1976年にオープンしたというこの老舗寿司店、初花に初訪問しました。落ち着いた受付の雰囲気から2階に上がるとほぼ満員で、賑やかなエネルギーに満ちた空間というだけでも、お寿司をこれから食べようという時の醍醐味かもしれません。大人数での会食だったのでカウンターではなくテーブルでの食事でしたが、暖かくきびきびしたサービスとともに、とても満足した時間を過ごすことができました。お寿司もしっかり美味しく、例えばこうして大人数での会食ということを考えた場合でも、皆で楽しむことを約束してくれるような老舗としての確かな安心感を与えてくれるお店でした。

Hatsuhana(初花) ー 17 E. 48th St (bet 5th & Madison Aves)


NAOKI ー 吉田 仁

花籠

2017年7月にオープンしたばかりの懐石料理のNAOKI。8th Aveを西に少し入った17St沿いの民家(コンド)の地下にそこはあった。店内は美しい中庭があり、和の雰囲気で中々Good。料理は、$108と$88の2コースのみ。今回は少し贅沢して$108のコースを選び写真は、2番目に出てくる花籠(はなかご)。見た目も美しい。味は5段階中の3.5。個室は無いが、接待でも使えるお店。ゆっくり和を楽しみながら食事をしに行くなら良いお店である。

NAOKI ー 311 W. 17th St (bet 8th & 9th Aves)


Solomon & Kuff ー Writer 佐野

Citrus Ceviche of Kingfish & Some Kinda Blue

ハーレム133丁目のハドソン川沿いにあるSolomon & Kuff。かつては泣く子も黙る危険地帯だったこのエリアも、現在はコロンビア大学のキャンパス拡張などにともない、急発展を見せています。同店は、カリブ海の料理とお酒を楽しめるラムホール。100種類以上のラムを取り揃え、カリブ料理本来の素朴さにニューヨーク流のプレゼンテーションが加わった料理を楽しめます。テーブルに通されるまでの間バーでの一杯に選んだのは、ココナツフレーバーの青いカクテルSome Kinda Blue(14ドル)。グラスに浮かべられたレモンの器にラムが注がれ、そこに着火!スペクタクルな一杯は周囲からも注目の的。アペタイザーはキングフィッシュのセビーチェ、Citrus Ceviche of Kingfish(13ドル)。オレンジでマリネしているため、少し甘めなのが特徴です。ジャークチキンやラムバーガーといったメイン料理のサイドには、Yucca Friesを選んでみてください。ユカとは芋の一種で、別名キャッサバ。タピオカの原料といえばわかりやすいですね。ポテトよりやや繊維質で、揚げたてはホクホクで絶品。まだまだ辺鄙な場所ですが、ラム好きはちょっとした冒険気分で訪れてみてはいかがでしょう。

Solomon & Kuff ー 2331 12th Ave (at 133th St)


Hester Street Café at New Museum ー Editor 上田

アートに触れるっていいものですが、集中して美術鑑賞すると予想以上にエネルギーを消費するんですよね。そんな時にふらりとミュージアム・カフェで立ち寄るブレイクのひとときも、好きです。大抵、ミュージアムカフェって近隣のおしゃれカフェとコラボするのが常ですが、ニューミュージアムはローアーイーストサイドのフリーマーケット、Hester Street Fairに参加するフードベンダーから選りすぐりのものを試せるというアイデアのもと、Hester Street Cafeを1階奥に設けています。コーヒーのお供に、ひとくちサイズのキャロットケーキとレモンポピーシードケーキを頼みましたが、お花がチョコンと乗った、アートのようにかわいいルックスに惹かれ、パクリといただきました。この日に観た展示は“Trigger: Gender as a Tool and a Weapon(性がひとつの道具として、武器となったキッカケ)”という展示。ショウビズ界を始め、今アメリカではセクハラ問題で多くの摘発者が出ていますが、その現状の問題投機した展示で、衝撃的かつとても興味深いもの。それにちなんで…、さらにレインボーケーキも一緒にトライ(お味はフツーのスポンジケーキです)。なんと、このカフェでは3段式の器で出てくる、本格アフタヌーンティー(ふたりから:35ドル)も試せるそうです。アート談義に花を咲かせるにはイイかも!

Hester Street Café ー New Museum, 235 Bowery (bet Stanton & Livington Sts)


Jean Georges ー 吉田 仁

Tropical

コロンバスサークルのトランプホテルの1階にあるフレンチの老舗、Jean Georges。プリフィックスメニューで3皿、キャビア1皿、最後にデザートを食べて量も丁度良く心地が良い。エントリーでオーダーした薄味でコンソメ風味のBlack Sea Bass Crustedと、デザートはTropicalを選択。丸いココナッツアイスの中にトロピカルフルーツとパイナップルアイスがベストマッチ。味、雰囲気、トータル評価は5段階中の4。正直、特別な感動はないが記念日に一度は訪れたいお店かも。

Jean Georges ー 1 Central Park W. (bet W. 60th & 61st Sts)


Mustang Thakali Kitchen ー Merketing Manager 川尻

Puri Thali

167もの言語が話されているというクイーンズのジャクソンハイツは人種の坩堝(るつぼ)というニューヨークの側面をよく見せてくれる場所で、1ブロックごとに雰囲気が変わるというまさにニューヨークらしい散歩の楽しみがあります。中国語とスペイン語が飛び交う地下鉄7番線でRoosevelt Avenue駅を降りた途端にスパイスの香りがするこの街は、駅周辺はバングラディシュ系やチベット系のコミュニティがあり、その中でも今回はネパール料理”Mustang Thakali Kitchen“を紹介します。ニューヨークのネパール人にニューヨークのネパール料理について聞くと十中八九紹介されるこの人気店での私のオススメは、写真のターリ・プレート。ネパールの定食料理として定番のターリはご飯でいただくことが多いですが、写真はPuri Thaliという揚げパンのセットです。パンを中心にチキンカレー、豆カレー、青菜炒め、ジャガイモ炒め、漬物がワンプレートになったこのターリは、ジャクソンハイツというローカルな土地柄もあり、どこか安心感のある滋味をいつも感じます。実直な印象を受けるサービスも良く、ちなみに副菜はお代わり自由です。本場にならってスプーンを使わず手で食べてみるのも一興かもしれません。

Mustang Thakali Kitchen ー 74-14 37th Avenue, Jackson Heights